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横浜創英が関東高校大会Bグループを制す。特長の連係に加え、無失点、タフさも表現して「一歩前進」

ゲキサカ / 2024年5月30日 16時50分

 横浜創英は自陣でボールを奪って押し返すと、左SB岡本ナオ(3年)が前方のMF小川秀太(3年)とのワンツーで一気に前進。そして、FW岡村琉生(3年)からペナルティアーク付近でパスを受けた川上が、右でフリーの交代出場右SB河井誠治(3年)へさばく。最後は元FWの攻撃的なDF河井が、縦への持ち出しからDFの股間を抜く右足シュート。これでファーのネットを揺らし、先制した。
後半17分、横浜創英は交代出場の右SB河井誠治が先制ゴール歓喜の横浜創英イレブン
 横浜創英は宮澤監督が「個でも突破できるし、連携の中で水の流れをよくしながらフィニッシュまで持っていけるっていうのもできる。他の選手もあの子を見習って欲しいっていう選手ですね」という10番MF小川が、質の高いポジショニングや突破力を発揮。印象的な動きを見せていた。
横浜創英の中盤で利いていた10番MF小川秀太
 指揮官から「攻め急ぎすぎない」ことを確認されていた横浜創英は、小川や長短のパスを操る尾毛を軸にボールを保持しながら相手を揺さぶる。3連戦で疲れの見える成徳深谷に対して攻め続けると27分、川上が敵陣PA付近で後ろ向きの相手DFにプレッシャーをかける。そして、ブロックされていた状態から右足を伸ばしてボールに当てると、GKの横を抜けたボールはそのままゴールへ吸い込まれた。
後半27分、FW川上哲平主将が相手の隙を逃さずに決めて2-0
 さらに31分、横浜創英は相手のバックパスを狙った交代出場MF古垣太樹(3年)がインターセプトして独走。そのまま右足で決め、3-0と突き放す。成徳深谷も諦めずに攻めたがFW相澤純弥(3年)の左足シュートが相手GK和田薫空(3年)の正面を突くなど、1点を奪うことができなかった。
後半31分、横浜創英は交代出場MF古垣大樹がインターセプトから3点目
 今大会の横浜創英は1回戦、準決勝といずれも先制されながら、そこから追いついて勝利。これまで“創英モデル”の質にこだわったサッカーを表現しながら、タフさに欠くなど競り負けることも多かったチームが変わりつつある。

 6月8日にはインターハイ予選初戦。川上は「今年のチームはゴール前とかのところで点は結構取れる試合が多くて、失点っていうところがたくさんあるので、そこをなくしていけば必ず強いチームになると思うんで、しっかりとインターハイに向けて守備をみんなで意識してやっていけばいい結果につながって来るかなと思っています」。関東大会で3勝した自信も持って激戦区・神奈川突破、16年以来の全国大会出場に挑戦する。
横浜創英は自信をつける勝利となった
(取材・文 吉田太郎)

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