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成徳深谷は関東で貴重な3試合。インハイ予選は“準優勝”ではなく、頂点へ

ゲキサカ / 2024年5月30日 21時28分

成徳深谷高は2度目の関東高校大会出場。Bグループで準優勝となった

[5.27 関東高校大会Bグループ決勝 成徳深谷高 0-3 横浜創英高 ゼットエー]

「前半、守備ではだいぶやれていたと思います。あえて相手にボール回させて、それに対して誰1人ストレス抱えることなく、自分たちはボールを回されてるんだじゃなくて、ボール相手持たしてるんだっていう感じでできていた」(MF稲積俊音主将、3年=GAFC出身)

 成徳深谷高(埼玉2)は関東高校大会Bグループで東海大甲府高(山梨2)、前橋育英高(群馬2)に勝利。3連戦の3戦目となった横浜創英高(神奈川2)戦も前半は0-0で折り返す。個々の技術力の高い相手に対し、背中を取られないように警戒しながら守り、入ってきたところに人数を掛けて対応。DF小島理久斗(3年)がシュートブロックするなど得点を許さない。

 また、ともに推進力のあるFW関根大和(2年)とFW川上稜介(2年)の2トップを活用した速攻やセットプレーでゴールに迫るなど、選手たちも手応えを感じる前半の40分間。稲積は「凄いハーフタイムの雰囲気良かったんで、いけるかなと思ったんですけど」と振り返る。

 後半、“切り札”のFW大森壮馬(3年)を投入するなど攻撃のギアを上げたが、後半17分にDFの股下を通されるシュートで先制点を奪われてしまう。その後は連係の隙を突かれるなど2失点。初出場した18年のAグループ準優勝に続き、今回もBグループの決勝で敗れた。

 ただし、稲積は前向きだ。「埼玉県帰ったら昌平がいるんで、すごいいい想定になった」。同県の昌平高はプレミアリーグEASTで3位につける強豪。横浜創英戦以上にボールを保持される可能性が高い。「負けてしまったけれど、得たものは結構自分たちの中では大きかったし、守備の形は何となく掴めたかなっていう風に思います」。最大の強敵を倒し、全国大会へ出場するための戦いにすることができた。

 稲積は関根とともに大会優秀選手に選出。ただし、満足はしていなかった。「チャレンジできた部分もあったんですけど、まだまだ単純に自分の力不足なんで。相手の方が上手かったし、強かったし、速かったし、(インターハイ予選まで)2週間しかないんで、できることやりたいなって思います」。この日はPA近くで崩しに係わろうとするシーンもあったが、相手の切り替えの速さやセカンドボールへの反応の速さの前に苦戦。今大会で課題になったことを少しでも改善してインターハイ予選に臨む。

「3試合できたことはプラスに捉えて、インターハイにまた繋げたいです」(稲積)。今年は3月に参加したフェスティバルから関東大会予選、関東大会Bグループと準優勝。インターハイ予選では一戦一戦、そして決勝も勝ち抜いて、初の全国切符を勝ち取る。
MF稲積俊音主将は大会優秀選手に選出されたゴール前で集中した守りを見せた
(取材・文 吉田太郎)

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