[MOM4713]津工MF土谷飛雅(3年)_「全然ダメでした」「自分の実力です」と反省も、注目エースが貴重なゴール
ゲキサカ / 2024年6月1日 10時34分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.31 インターハイ三重県予選準決勝 伊賀白鳳高 0-3 津工高 四日市市中央陸上競技場]
津工高の片野典和監督は「2点目が大きかった」とそのゴールの価値を口にしていた。前半5分に先制し、さらに12分にMF土谷飛雅(3年=ディアブロッサ高田FC出身)が追加点を奪う。10番は右WB岸修斗(3年)のクロスに反応し、自らのシュートのこぼれ球をゴールに押し込んだ。
土谷は準々決勝でも個の力で先制点。エースの仕事を果たしているが、本人は「全然ダメでした。いつもなら、ほんと仕掛けてたんですけど、今日は全然行けなかったんで。もう1点取りたかったんですけど」と首を振る。全体的にロングボールが増える中、ボールを受ける回数を増やせず、得意のドリブルを十分に発揮できなかったからだ。
ドリブルで仕掛けてDF1人をかわしてもすぐに2人目にサポートされて、シュートまで持ち込むことができない。後半、相手がゴール前で分厚い守りを展開したこともあり、追加点を奪えないまま途中交代。ただし、言い訳をすることはなく、「もう自分の実力です」と反省していた。
小学生時代からドリブルを得意としていた土谷は、中学時に奈良のディアブロッサ高田FCでプレー。より個人技を磨くために、自宅のある三重県名張市から1時間半かけてディアブロッサ高田FCに通っていたという。
その3年間でドリブル、ボールを隠す技術も習得。そして、三重県内でテクニカルなスタイルの津工へ進学した。「去年までは、2年生というのもあって、ちょっと遠慮してたわけではないんですけど。今年になって、やらないといけないって気持ちが増えています」。10番としてチームの攻撃を牽引する。
見て欲しいところは、「アタッキングエリアに入った時の仕掛けですね」。ドリブルへの自信は「あります」と言い切るように、強敵相手でも勝負できる武器だ。より走ること、よりリーダーシップを取ることに課題をもって活動。期待の10番が決勝で得点をもたらし、津工を16年ぶりのインターハイ出場へ導く。
(取材・文 吉田太郎)
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