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日章学園のDFリーダー。183cmCB吉川昂我が目指す“陰の立て役者”、そして「人間性の部分でも憧れにする存在」

ゲキサカ / 2024年6月1日 23時40分

日章学園高の守りの要、CB吉川昂我(3年=都城市立西中出身)

[6.1 インターハイ宮崎県予選決勝 宮崎日大高 1-3 日章学園高 いちご宮崎新富サッカー場]

 目標は“陰の立て役者”、そしてかつての青森山田高のリーダーのようなセンターバック(CB)になることだ。CB吉川昂我(3年=都城市立西中出身)は、日章学園高の昨年からのレギュラーで最終ラインの要。183cmの高さを活かしたヘッドや球際の強さ、ロングフィードに自信を持つ

 この日、序盤に退場者を出した宮崎日大高は、セットプレーを獲得し、そこからゴールを狙うような攻撃。吉川は「その中で上手く対応はできてたかなとも思ったけど、やっぱ最後の1点が悔しい」と首を振る。35分ハーフの後半35分まで決定打を打たせずに終えていたが、アディショナルタイムに一瞬の隙を突かれて失点。その甘さが出ての初失点を悔しがっていた。

 日章学園は昨年、今年とFW高岡伶颯主将(3年)ら攻撃陣に注目が集まる。九州新人大会では大津高に1-6、3月のJヴィレッジカップでは昌平高に0-7という大敗も経験。それでも、強度が高まり、守備面はプリンスリーグ九州1部で最少タイの4失点と安定してきている。

 吉川が意識していることは、“陰の立て役者”になることだ。「“陰の立て役者”というか、そういう存在になれるように。FWが注目されるのはいいんですけど、FWのために自分たちが無失点で守るっていうのは、大事にしていて。FWあってこそのセンターバックだし、逆にセンターバックがあってこそFWだと思っているので、しっかり毎試合毎試合“陰の立て役者”になれるようにしたい」。先輩から学んだことも活かしていく。

 吉川は昨年、CB藤本晃士主将(現山梨学院大)の隣でプレー。「常に自分を気にかけてくれて、相手の背後のランニングのタイミングとか、一つ一つ声を掛けてくれたり、人間性の部分でも、チームを引っ張りながらも周りを見れてる選手なので、学ぶことはたくさんありました」。吉川は藤本、また最も憧れるDF藤原優大(現大分)を目標にしてきた。

「(一番の目標は青森山田高OBの)藤原優大選手です。選手権決勝とか、その代の選手権を見ていて、カバーリングの対応だったりさすがというのがあって、その中でも人間性っていう部分で、PK前に全体に『信じよう』みたいな声を常に掛けていて、人間性の部分でも憧れにする存在です」。まだまだ先輩の藤本や藤原は遠い存在。それでも、インターハイ全国大会の無失点、活躍によって少しでもその背中に近づいていく。

(取材・文 吉田太郎)


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