1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

3日前と異なる躍動見せた横浜FM井上健太「昨日カツくんと2時間くらい試合を見て…」

ゲキサカ / 2024年6月2日 14時11分

 井上によるとこうした連係面の向上は、試合前日の出来事が大きなきっかけになっていたという。

「昨日カツくん(永戸)と2時間くらい全部、試合を見て、自分が思っていることだったり、カツくんが思っていることだったりをずっと話して、カツくんからのアドバイスをもらって、それが自分の中で本当に大きかった」。柏戦では永戸との縦関係の意思疎通がうまくいっていない様子が表れていたが、さっそく入念なディスカッションが行われていたようだ。

 そこではまず井上が出場した柏戦の前半45分間を映像で確認し、ビルドアップや守備のポジショニングを整理。その後は他の試合の映像も参考にしつつ、お互いに意見を交わしたという。またただ単に意図を伝え合うだけでなく、その場にはいなかったDFエドゥアルドの意図を永戸が代弁したり、技術的・メンタル的な要素にも踏み込んだりといった濃密な内容だったようだ。

「自分がいろいろと質問をして、こういう時はこうなんですけど……みたいな形で話しました。自分が見ている画と、カツくんが見ている画、エドゥが見ている画は全然違うし、カツくんはずっと隣でやってきていたので『エドゥはこうだから』というのをわかる部分がある。そこを教えてもらいました」

「(ビルドアップで)何でボールが出てこないのかというのもそうだし、たとえば自分のタッチがミスったところも技術的なミスというより、相手との立ち位置によってメンタル的に『ヤバい、来ている』と思うことがあった。その相手との駆け引きだったり、チームのビルドアップの型の中で何をしなきゃいけないのかということをはっきりさせてくれたり、動き方を事細かに教えてもらいました」

 そんな井上は後半16分までプレー。ウイングをローテーションさせながら戦う横浜FMにおいて、FW宮市亮との交代は予定どおりとみられ、柏戦からのプレータイム延長は大きな前進といえる。現在はFWエウベルが腕の負傷で出場を回避している上、シーズン後半戦には新大会のACLEを控えていることからも攻撃陣の選手層拡大は急務。試合は結果的に落とす形となったが、井上の好パフォーマンスは大きな収穫となった。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2024シーズンJリーグ特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください