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「おかしいだろ!」「聞いたことねえよ!」会場騒然…土壇場PK弾で水戸を下した長崎、クラブ記録更新の16戦無敗

ゲキサカ / 2024年6月8日 11時43分

長崎が水戸に3-2で勝利

[6.2 J2第18節 水戸 2-3 長崎 Ksスタ]

 J2第18節が2日に開催され、2位V・ファーレン長崎は敵地で16位水戸ホーリーホックに3-2で勝利した。一時逆転されながらもひっくり返し、クラブ記録を更新する16戦無敗(11勝5分)。水戸は2連敗で3戦勝ちなし(1分2敗)となった。

 好調の長崎は前半3分に早くも先制。自陣からのロングボールをMFマテウス・ジェズスが頭でフリックし、受けたFWエジガル・ジュニオがペナルティエリア手前中央でDFを背負いながらキープする。M・ジェズスに一度預けてリターンパスをもらうと、左に流れながらボックス内に持ち込み、左足でゴール右下に決めた。

 2戦連発弾のE・ジュニオは、得点ランキング首位の今季10ゴール目を記録。そのまま1-0で前半を終えた長崎だったが、ハーフタイム明け早々に追い付かれる。

 後半2分、水戸のMF甲田英將が右足でミドルシュート。ブロックされてボールが高く上がると、これを相手が処理し切れず、こぼれ球に反応したFW落合陸がペナルティエリアやや左から左足のボレーでネットを揺らす。落合はチーム単独1位の今季4得点目を挙げた。

 後半16分には右サイドのDF後藤田亘輝がクロスを送り、ファーのFW寺沼星文がヘッドで折り返す。甲田は合わせられないが、その奥の落合が右足のジャンピングボレーで押し込み、逆転弾となる今季5ゴール目をマークした。

 しかし、直後の後半18分、長崎のDFモヨマルコム強志が右サイドからクロスを上げ、E・ジュニオがヘディングで豪快に叩き込む。ブラジル人ストライカーは今季得点数を11に伸ばした。

 その後、逆転を目指す長崎は水戸の粘り強い守備に苦戦。後半アディショナルタイム6分にはペナルティエリア左のM・ジェズスがMF前田椋介と接触して倒れ、選手たちはPKをアピールする。

 試合が一時中断となり、ピッチの選手たちがスローインによる再開に備えていると、長崎側のベンチでの説明から戻った主審がPKの判定を下す。これに今度は水戸側が猛抗議。DAZN中継では「おかしいだろ!」「聞いたことねえよ!」などの怒号が聞かれた。

 VARがないJ2で起きた混乱にスタジアムが騒然となる中、後半アディショナルタイム13分にPKキッカーのFWフアンマ・デルガドが右足で決め、今季6点目を奪取。長崎が3-2の逆転勝利を収め、他会場で敗れた首位清水エスパルスとの勝ち点差を1に縮めた。


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