[MOM4722]福岡大若葉FW山方翔大(2年)_「応援とかのお陰でやり切りました」俊足FWが走って優勝ゴール
ゲキサカ / 2024年6月3日 11時38分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.2 インターハイ福岡県予選決勝 東海大福岡高 0-1 福岡大若葉高 小郡市陸上競技場]
「もうやるしかなかったんで、飛び込みました」。福岡大若葉高は前半14分、中央から攻め上がったMF喜連川凌久(3年)がスルーパス。これにFW山方翔大(2年=グーリッドU-15)が抜群のスピードで走り込み、右足でゴールへねじ込んだ。
「味方が全力で繋いでくれたボールを決めることができて良かったです。気持ち良かったです」。ゴールを決めると、バックスタンドのチームメートたちの下へダッシュ。そして、エンジの輪の中へ飛び込んだ。
執念の一撃だった。山方は5月25日の4回戦・福翔高戦で負傷交代(顎を強打)。救急搬送されて1日入院し、翌日の九州国際大付高戦は欠場していた。手順を踏んで同29日から練習に部分合流。フルメニューは一度もこなさないまま、準決勝(6月1日)の東福岡高戦に出場していた。
この日の得点シーンは、DFと競りながらのシュートでGKも距離を詰めてきていた。だが、迷わず右足を振り切り、その後、前のめりに転倒。「(接触プレーで)怖いのはあったけども、やるしかなかったんで。もうやり切りました」。このゴールで東福岡戦に続く2戦連発。50m走6秒2の俊足アタッカーは攻守でチームに貢献した。
杉山公一監督は「昨日も、今日も走っていた。(主軸が普段通りのプレーをする中、2年生の)山方がほんと結果出したかな」と評価。後半の苦しい時間帯もプレッシングや動き出しを繰り返していた2年生を讃えていた。
自身のゴールが優勝ゴールとなった山方は、「まだあんまり実感ないけど、優勝できて良かったです」と語り、「(自分は怪我もあって)不安はありましたけど、もう応援とかのお陰でやり切りました」と微笑んだ。
フィジカル面の課題はあるものの、スピードを活かした抜け出し、個人戦術は武器。その2年生FWはインターハイへ向けて、「全国大会はまだ人生で1度も行ったことないからどんな舞台が分からないけど、全国でも点数決めまくって勝ちたいです」。自身、チームにとって初の全国舞台でも、応援してくれる人のためにゴールを決める。
(取材・文 吉田太郎)
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