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[関東]昇格から2年連続2位…悲願の1部制覇に燃える東国大4年生たち「やり続ければ自ずと道は見えてくる」

ゲキサカ / 2024年6月14日 22時40分

DF板倉健太(左)が駒澤大戦で先制ゴール

[6.1 関東大学L1部 駒澤大 2-4 東京国際大 AGFフィールド]

 東京国際大は1日の関東大学リーグ1部第7節・駒澤大戦で4-2の勝利を収めて3連勝を飾り、中盤戦を迎える。MF吉田桂介(4年=大宮U18)は「やることをやり続けていれば、自ずと道は見えてくる」と初優勝への思いを示した。

 東国大は2021年に2部優勝を果たし、18年以来となる1部復帰を果たした。すると昇格1年目で2位と優勝に迫り、昨季も2位で終了。4年生は1部復帰の喜びと2位で終わる悔しさを経験し、大学ラストシーズンを迎えている。

 吉田は「今シーズンが始まってから『優勝する』という目標を掲げてやってきている」と話す。開幕4試合は2勝2敗と波に乗りきれなかったが、以降の3試合は全勝。駒澤大戦は「自分たちの武器」であるFW古澤ナベル慈宇(4年=青森山田高)のポストプレーを活かした攻撃がハマったほか、吉田がキッカーを務めるセットプレーからゴールも生まれて今季最多の4ゴールを奪った。

 キャプテンマークを巻くDF板倉健太(4年=山梨学院高)によれば「得点力が東国大の課題」だという。となると、やはりエースの古澤にかかる期待も大きくなる。古澤もこの日、「自分が起点にならないと攻撃にならない」とエースとしての自覚をもってプレーしていたといい、「良い勝ち方だった」と手応えを示した。

 3連勝に加えて“良い勝ち方”となれば、チームはますます上向きになるはずだ。1位の明治大と3位の筑波大は天皇杯の関係で1試合未消化だが、東国大は首位と3ポイント差の暫定2位。勢いを維持して1部優勝を果たせば創部史上初めてとなる。

 歴史に挑む4年生は、口を揃えて昨季王者・筑波大と一昨季王者・明治大との対戦をキーポイントに挙げた。昨季は強豪校として知られる両チームに対し、4戦全敗と苦杯をなめた。今季はまだ対戦がなく、吉田が「明治・筑波との直接対決が残っている」と目を向けると、板倉は「自分たちの力を存分に試せる試合が増えるので楽しみ」とコメント。古澤は「1回もこぼさないで勝っていけば多分明治に追いつけるし、明治を喰えると思っている」と首位追走を誓った。

 なお、9節を終えると明治大・筑波大との連戦を前に、リーグは一時中断して夏の全国大会・総理大臣杯の出場権を争うアミノバイタルカップが始まる。板倉は「自分が大学に入ってまだ夏の全国大会は行けていないので、最後の年なので絶対に行きたい。それは自分だけではなく全員が思っていること」と出場権獲得への強い意気込みを示した。

 FW尾崎岳人(4年=堀越高)は「1つ結果を出したら誰かが見てくれるという凄い大きな舞台。色々な人に感謝してプレーしているし、自分にはもったいないくらい」と謙遜して大学最高峰の場で戦えている喜びを示す。その上で自身は高校選手権、昨季の全日本大学サッカー選手権(インカレ)とともに全国の舞台で8強止まりであるため、その先の景色を見られるように「まずはこの大会(アミノバイタル杯)で良い結果を残していきたい」と力を込めた。

 とはいえ、やはり中断前の2試合に勝つことが現時点で1番の目標になる。3連勝を果たしながらも2失点したため「もう1回集中して」(板倉)「引き締め直さないと」(吉田)と気持ちの切り替えを強調。4年生は「タイトルを獲れるだけ獲りたい」(古澤)と意気込み、残り半年となった大学生活で最高の結果を目指す。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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