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森保J、W杯最終予選見据え“攻撃的3バック”テストへ「W杯ドイツ戦の後半を想像してもらえれば」

ゲキサカ / 2024年6月5日 19時10分

会見に出席した日本代表の森保一監督

 日本代表の森保一監督が5日、北中米W杯アジア2次予選・ミャンマー戦(6日・ヤンゴン)戦の前日会見を行い、3バック布陣をテストする意向を示した。すでに日本は2次予選突破を決めており、ミャンマー戦は9月開幕の最終予選に向けた再出発という位置付けとなる中、指揮官は「攻撃のオプションとしてチームで共有できるように3バックを使えれば」と述べた。

 森保ジャパンは今回の活動で、集合初日の3日から11対11での戦術トレーニングを実施。一方はこれまでの基本布陣の4-3-2-1で戦ったが、もう一方は3-4-2-1の新システムを採用していた。このトレーニングについて森保監督は「3バックと4バックの戦術を持っていこうということを練習をもって伝えた」と意図を説明。チーム分けはミャンマー戦の想定メンバーではなく、個々の連係を促すミックス編成だったようだが、今回のシリーズを通じてオプション布陣に着手する構えだ。

 指揮官は「試合の途中から3バック、4バックを可変して戦えるようにしたい」と述べており、オプション布陣は試合途中からになる見込み。第2次森保ジャパンではこれまでも、昨年9月の国際親善試合ドイツ戦など試合をリードした終盤に守備固めとして3バック布陣を採用していたが、今回は異なる狙いがあるようだ。

 森保監督は「これまでのように守備のオプションとしてはもちろん、さらに攻撃の部分でも3バックで戦うことをチームとして選択できるようにレベルアップできるようにということで練習している」と狙いを明言。最終予選の力関係も見据え、攻撃的な3バックをテストしていきたい構えだ。

 攻撃的な3バックといえば、カタールW杯大会中に突如採用された3-4-2-1布陣が象徴的だった。グループリーグ初戦のドイツ戦では0-1ビハインドの後半から採用し、逆転に成功したほか、スペイン戦では試合開始から採用。0-1で迎えた後半から前がかりに転じ、逆転につなげた実績がある。

 この日の会見では「チームの狙いとすれば、カタールW杯ドイツ戦の後半を想像してもらえればと思う」とも語った森保監督。ドイツ戦やスペイン戦ではMF三笘薫、MF伊東純也といった本職ウインガーの選手をウイングバックで採用していたが、3日のトレーニングでもFW前田大然、FW中村敬斗、MF相馬勇紀がウイングバックに入っており、同様の攻撃的起用が考えられそうだ。

 森保監督は「攻撃のところでこれまでの活動ではなかなか3バックを使うことができなかったので、攻撃のオプションとして3バックを使っていけるように考えてトレーニングしている。選手たちにも明日の試合で勝利を目指すことはもちろん、これまでやってきたことを忘れずに考えつつ、これから先の我々のレベルアップのために攻撃のオプションとしてチームで共有できるように3バックを使えればと思う」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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