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大津の190cmCB五嶋夏生はチームメートに感謝。責任感の強いリーダーはインハイで「キャプテンとしてできることを最大限にやりたい」

ゲキサカ / 2024年6月6日 8時38分

大津高を支える190cmCB五嶋夏生主将(3年=ブレイズ熊本出身)

[6.5 インターハイ熊本県予選決勝 大津高 3-1(延長)熊本国府高 えがお健康スタジアム]

「先輩たちが今まで県大会で苦労してきたように、やっぱり県大会は難しい大会なんだなって改めて実感できたので、もう一回引き締めて、自分自身やりたいなと思います」

 大津高は1-0の後半ラストプレーで失点。延長戦の末に6連覇を達成した。重圧によって自分たちからリズムを崩した感のあった選手たちからは反省の色。中でも、CB五嶋夏生主将(3年=ブレイズ熊本出身)は試合直後、特に悔しさを滲ませていた。

 プレミアリーグWESTでチームは7勝1敗で首位。“高校年代最高峰のリーグ戦”に挑戦している公立校は、そこで思い切り良く自分たちのプレーができていたという。だが、その好結果によって、インターハイ予選はより「負けられない戦い」に。責任感の強いリーダー、五嶋は考えすぎてしまうところがあったようだ。

「県大会だからやっぱり上手くやらなきゃとか、完封しなきゃっていう思いがまだあった結果かなと思います。大会通して、自分個人として、やっぱり満足できるような内容、結果でもなかったので、悔しさの残る大会だったかなっていう風に思います」

 五嶋は190cmの大型ストッパー。1年時から大舞台を経験しているCBは、「(この2、3か月で)1対1の部分で負けない回数が増えたっていうところは自分自身も実感できた部分」。これまでチームを力強く支えてきた五嶋は、この日も抜群の高さや対人守備の強さを発揮していた。だが、ミスで決定機を招くシーンも。気負いすぎた部分がプレーに表れてしまっていた。

 それでも、チームメートに助けられて連覇を継続。全国制覇への挑戦権を獲得した。五嶋は「勝ち切れたっていうのはとにかく大きいなって思いますし、インターハイ出ると出ない出ないのでは大きな差がありますし、ほんとにチームに感謝したいなって思います」。今季はキャプテンとなり、考えることも多いというが、重責の中で自分を成長させる意気込みだ。

 まずは、チームが勝つために、目の前の日常、一戦一戦に集中。そして、インターハイに臨む。「1年生の時もインターハイ経験させてもらったんですけど、今年はチームに貢献するってだけじゃなくて、やっぱり結果っていう部分でたくさんの人に見てもらわないといけない代ですし、自分にフォーカスしすぎずに、一番はチームなので、チームの結果を残せるように、キャプテンとしてできることを最大限にやりたいなって思います」。上のステージを目指す五嶋にとってチームの勝利は自身の評価にも繋がる。「何か一つ圧倒できる武器を作ってインターハイを迎えたい」。考えすぎず、チームが勝つために全力でプレー。チームメートと助け合って初の日本一を勝ち取る。
味方のゴールに笑顔も
(取材・文 吉田太郎)

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