“プレミア首位”を苦しめた熊本国府。課題を改善し、選手権は「絶対大津倒して、絶対優勝」
ゲキサカ / 2024年6月6日 18時46分
[6.5 インターハイ熊本県予選決勝 大津高 3-1(延長)熊本国府高 えがお健康スタジアム]
“プレミア首位”を大いに苦しめた。熊本国府高は2016年以来となるインターハイ出場を懸けた決勝戦。対戦した大津高は熊本県予選5連覇中で、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグWEST首位を走っている強敵だ。
前半10分にサイドを崩されて失点。だが、佐藤光治監督が「自分たちのマイボールスタートと。(ボールを保持し、)時間をコントロールできることが多分、大津は一番嫌かなと思います。蹴って、相手ボールになるよりも自分たちの時間を作りながら、焦らせながら。1点取られると同点だよっていうプレッシャーの中で、そういう展開ができたので」。安易にロングボールを蹴らず、GK竹馬奈玖(3年)からのビルドアップを徹底した。
PA近くの低い位置でロストするシーンもあったが、勇気を持ってボールを繋いだ。そして、10番MF古川慎恩(3年)が相手の逆を取る形で前進。FW松元海斗主将(3年)は「蹴るんじゃなくて繋ぐっていう形でやろうとなってたんで、そこはビビらずできていたと思います」。前線のFW{{清水駿}(2年)や松元の奮闘もあってマイボールの時間を増加。古川の精度の高いキックなどでハイサイドへボールを運び、右SH岩崎祷真(3年)がスピードを活かした仕掛けからクロスを上げきっていた。
また、コンパクトな陣形を崩さず、自分たちの距離感でサッカーを展開した。セカンドボールを良く回収していたほか、CB坂井一心(3年)や竹馬ら守備陣が粘り、1点差を維持。ロングスローやCKのこぼれ球から同点機を作った。
怪我明けの交代出場FW鎌田竜輔(3年)が相手DFからインターセプトしてビッグチャンスを創出するシーンも。後半も足の止まらない熊本国府に対し、大津の山城朋大監督は「連戦の中、最後まで出足が落ちなかった。国府高校から学ぶことがたくさんありました」とその戦いを称賛していた。
熊本国府は前日の準決勝で東海大熊本星翔高とPK戦まで戦っていながら、試合終盤も大津に食らいついた。今年初参戦したプリンスリーグ九州2部で、強度の高い90分間を過ごせていることも大きかったようだ。佐藤監督は「今まではもうこういうゲームをやると3、4人は攣った状況で、交代していたんですけど、(今年は)意外と足が止まらないです」。止まらない熊本国府は後半35+4分、左クロスを岩崎が頭で合わせて1-1。大応援を続ける同級生たちを沸かせてみせた。
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
怒涛の立ち上がりで静学を飲み込み、8-1。プレミアWEST首位の大津が7連勝
ゲキサカ / 2024年7月1日 21時44分
-
[総体]熊本決勝、プレミアWEST首位を苦しめた熊本国府。延長戦で涙(24枚)
ゲキサカ / 2024年6月27日 18時55分
-
プレミアWEST首位の大津が延長後半の2発でインハイへ。苦戦の熊本決勝も進化、全国制覇への糧に
ゲキサカ / 2024年6月6日 9時24分
-
「何とか仕事をしたいなと...」。熊本国府MF岩崎祷真が後半ラストプレーで同点ヘッド
ゲキサカ / 2024年6月6日 9時17分
-
大津の190cmCB五嶋夏生はチームメートに感謝。責任感の強いリーダーはインハイで「キャプテンとしてできることを最大限にやりたい」
ゲキサカ / 2024年6月6日 8時38分
ランキング
-
1日体大アーチェリー部の女子部員6人、無期限の活動停止…20歳未満交え飲酒
読売新聞 / 2024年7月2日 19時34分
-
23部リーグなのに…1.4万人超の集客に衝撃「信じられない」 “壮観の光景”が「激熱すぎる」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月3日 7時20分
-
3日本ハム・新庄監督 球宴出場決定の9選手に「何か爪痕を残してほしいし、一番やってほしくないことは…」
スポニチアネックス / 2024年7月2日 22時57分
-
4【広島】延長力尽き連敗…森下暢仁は〝マツダ無双〟36回無失点「最後はちょっとヒヤっとしたけど…」
東スポWEB / 2024年7月2日 23時16分
-
5【名古屋場所】大の里〝連覇〟の可能性を占う 秀ノ山親方は「どこまで伸びていくか楽しみ」
東スポWEB / 2024年7月2日 6時9分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)