前日までは4バックも準備…第2次体制初の先発3バックに踏み切った森保監督「選手たちが対応力を見せてくれた」
ゲキサカ / 2024年6月7日 5時18分
[6.6 W杯2次予選 日本 5-0 ミャンマー ヤンゴン]
すでにW杯2次予選突破を決めている日本代表は最初の消化試合にあたるミャンマー戦で、第2次森保ジャパン体制で初めて試合開始から3バックのシステムを採用した。森保一監督は前日5日の公式会見で「試合途中から3バック、4バックを可変して戦えるようにしたい」と述べ、4バックとの併用を示唆していたが、結果的には90分間通して3-4-2-1をベースとしたシステムで戦い抜いた。
3バックの先発布陣で臨むという決定は試合当日に下されたという。ミャンマー戦後、森保監督は「基本は4バックで行ってオプションで3バックということでこれまでやってきている中、(3バックを)途中から試すよりはスタートからプレーしてもらうことで、よりチームとしての形になると判断した」と3バック採用の意図を説明しつつ、「実は選手たちには今日伝えた」と明かした。
実際、5日の公式練習でも4バックの守備練習を行っていたといい、「(4バック、3バックの選択肢を)両方とも考えていた」と森保監督。指揮官は3バック布陣の意図として「形にとらわれず、対戦相手だったり試合の状況だったりというところで柔軟に使い分けられるようになるといいなということでトライしてもらっている」とも話しており、練習の様子を踏まえて決まったようだ。
また布陣を決定する際には選手の意見も取り入れられていた様子。試合後、報道陣の取材に応じたMF守田英正(スポルティング)は「4でいくか3でいくかというところで直前まで話があって、守備の時に練習でハマらなかったこともあって、自分が3でいきたいという話をした」と明かし、ダブルボランチの一角に入る自らがアンカー気味に構えつつ、相方のMF旗手怜央(セルティック)と、シャドーのMF鎌田大地(ラツィオ)が高い位置で攻撃に絡んでいく役割分担への手応えを語った。
「攻撃でも自分の相方の怜央とか、一つ前の大地とかと『僕がこのポジションを取るからここを意識して取って』といった話が試合前からできていたのでわりとスムーズにいったと思う。試すのはほとんど初めてという試合だったけど、わりと機能したし、相手の強度などいろんな内容もあってうまくいったということもあるけど、前向きな試合展開だったと思う」(守田)
そうした中央左寄りでのボール保持が高いレベルでできていたことで、左サイドの攻撃が活性化。とくにウイングバック起用のMF中村敬斗(スタッド・ランス)は次々に突破を仕掛け、得点シーンを含む数多くのチャンスを作っていた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
日本女子vsガーナ女子 試合後の池田太監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年7月14日 12時22分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
-
日本代表の森保監督が欧州選手権視察から帰国 「シンプルに戦術のベースを持つことは大事」
スポニチアネックス / 2024年7月8日 11時49分
-
ワールドカップ最終予選、相手が「すべて中東勢」の可能性も…長すぎる“移動時間対策”を考える必要が
日刊SPA! / 2024年6月20日 15時50分
-
「GK問題は看過してはいけない」 日本代表OBが推す森保ジャパンW杯最終予選メンバー26人【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月20日 7時1分
ランキング
-
1大谷翔平 球宴8打席目で初アーチ 主役の豪快な先制3ランにファン総立ち 日本選手初の柵越え弾
スポニチアネックス / 2024年7月17日 9時56分
-
2「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
3真美子夫人の気遣いが「日本人らしい」 大谷と夫婦揃って球宴、話題になったさりげない行動とは
THE ANSWER / 2024年7月17日 8時4分
-
4大谷翔平の“球宴初アーチ”に今永昇太も口あんぐり 確信弾に同僚すら驚愕
Full-Count / 2024年7月17日 10時15分
-
5スター軍団でも大谷翔平“大人気”「全員が彼のもとへ」 怪物が明かす球宴の裏側
Full-Count / 2024年7月17日 15時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください