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序盤の2得点で流れつかんだ岡山学芸館、粘る創志学園を振り切って決勝の舞台へ!!

ゲキサカ / 2024年6月8日 17時32分

岡山学芸館高が創志学園高を下して決勝進出

[6.8 インターハイ岡山県予選準決勝 岡山学芸館高 3-1 創志学園高 岡山県美作ラグビー・サッカー場]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)岡山県予選準決勝が8日に美作市の岡山県美作ラグビー・サッカー場で行われ、第1試合では岡山学芸館高と創志学園高が対戦。岡山学芸館が3-1で勝ち、4大会連続8回目の出場に王手をかけた。

 立ち上がりは岡山学芸館が主導権を握り、5分(35分ハーフ)に早くも均衡を破る。MF岡野錠司(3年)がゴール前に投げ入れたロングスローのこぼれ球を、エリア内左サイドにいたFW奥野新(3年)が右足で合わせてファーサイドのネットを揺らした。

 たたみかける岡山学芸館は10分、MF岸昂希(2年)が右サイドを突破してクロス。相手のクリアが短くなったところを岡野が拾うと、縦突破から右足で逆サイドに決めてリードを広げた。

 創志学園は思うようにボールを前進させられない時間が長く続いたものの、次第にDF野上稜太(3年)のロングスローやセットプレーで良い形を作り始める。33分にはMF坂井良環(3年)のロングパスを相手がクリアしたこぼれ球の落下点にFW高田龍雅(3年)が走り込み、右足ハーフボレーで決めて1点差として前半を終えた。

 後半は創志学園が、前半の終盤の良い流れを継続してセットプレーを中心に同点ゴールを目指す。しかし、11分に右からのセンタリングをMF田中勇飛(3年)がヘッドで合わせたシュートがクロスバーの上に外れるなど、ネットを揺らすには至らない。

 岡山学芸館は失点後にボールへのプレッシャーが緩くなっていたが、13分に突き放す。右サイドで岡野のパスを受けた岸がドリブルでエリア内に侵入、寄せてきた相手DFを鋭い切り返しでかわすと、左足で蹴り込んで再び2点差とした。

 さらに追加点を狙う岡山学芸館に対し、創志学園もセットプレーのチャンスでゴール前にボールを送って得点を目指すが、思うようにチャンスを作れず。そのままリードを保った岡山学芸館が3-1の勝利を収めて決勝進出を決めた。

 創志学園は時間を追うごとに良い形を作り始めただけに、序盤の2失点が響いた格好。田淵倫三監督も「立ち上がりがすべて。受けなくてもいいのに、受けてしまった」と失点を重ねた時間帯を振り返った。この日の先発11人はすべて3年生だったが、「ポテンシャルが高い2年生がいる」(田淵監督)選手層で、選手権予選までの巻き返しを期す。

 岡山学芸館は幸先の良いスタートから一転、失点を機に相手に主導権を握られた。高原良明監督は「1点を取られて、選手たちも次の失点をしたくない感じになり、ラインが低くなった」と指摘し、「相手どうこうではなく、自分たちがやってきたことを100パーセントやり続けるところで甘さが出た。2点取って、ちょっとホッとした感じが、あの1失点を生んだと思う」と課題を挙げた。

 それでも高原監督は「1失点したことは、選手たちにとって良い材料になったと思う。より強度を求めなければいけないことを、明日は意識してやってほしい」と語った。一瞬のスキで相手に詰め寄られ、勝機を手放しかけた経験を9日の決勝につなげるつもりだ。

(取材・文 石倉利英) 
●全国高校総体2024特集

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