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五輪活動不参加でのA代表デビューにFW鈴木唯人「いち早くこっちでやりたいと思っていた」積極交流でも充実の日々に

ゲキサカ / 2024年6月8日 20時34分

日本代表FW鈴木唯人(ブレンビー)

 6日の北中米W杯アジア2次予選ミャンマー戦(○5-0)で日本代表デビューを飾ったFW鈴木唯人(ブレンビー)が8日、広島での練習後に報道陣の取材に応じ、パリ五輪への参加可否について「僕もわからないので、特別何かを言えるわけじゃない」と現状を明かした。

 パリ五輪世代の鈴木は今回、主力を担ってきたU-23日本代表のアメリカ遠征ではなく、北中米W杯アジア2次予選に臨むA代表に選出。国内組のみで編成されていた2022年1月の活動以来、2年半ぶりのA代表参加となった。5月下旬のメンバー発表会見では山本昌邦ダイレクターが選考の背景に言及し、MF久保建英と並んでパリ五輪に参加できない見通しとなったことを理由として明かしていた。

 そんな鈴木はこの日、今回の合宿で初めてパリ五輪への参加可否に言及。同世代の晴れ舞台に「ずっと今まではU-23のほうで一緒のメンバーでやってきたのでそんなところですかね」とやや複雑な思いをのぞかせつつも、A代表での戦いに「もともとU-23で活動しているときからこっちでいち早くやりたいと思っていたし、ようやくここでプレーすることができる。しっかりとしたパフォーマンスで良いアピールができたら」と前向きに語った。

 そんな言葉どおり、鈴木は6日のミャンマー戦で好パフォーマンスを披露。後半開始からピッチに立ち、右シャドーで積極的に攻撃に絡み、シュートへの姿勢も見せた。試合後にはMF鎌田大地、MF守田英正らとの連係を「周りにうまい選手が多いのでボールに関わった時は見える景色も良かった」と振り返り、「いつもどおり馴染んで入れて、そのままプレーできたと思うし、デビュー戦としては全然良かったと思う」と手応えを口にしていた。

 もっとも試合から2日が経ったいま、鈴木はさらに前向きな取り組みを進めようとしている。「いろんな選手と話したけど、自分はボールを引き出してなんぼの選手なので、もっとボールを出してくれというところを話した。また次に向けて良いコミュニケーションを取りながらできればいいと思う」。デビュー戦のパフォーマンスに満足することなく、A代表の面々に自らの特徴をアピールしているようだ。

「基本的には全ての選手とコミュニケーションを取り始めているし、そこが今回一番大事だと思っていたので、いろんな選手とコミュニケーションを取って、自分がどういう選手かというのをわからせることもそうだし、ただ単に自分が試合中に要求して『出せ、出せ』といっても、どうやって出すか、どういうふうに持ってくるかもある。戦術というか、立ち位置のところで自分が見えているのかとか、細かいところまでいろんな選手と話した」

 限られた期間で順応を進めていくことが求められる代表活動では、試合の間にコミュニケーションを深めることが不可欠。充実の第一歩を日々踏み締める鈴木は「前回よりもすんなり入れた気がする。試合ももちろん大事だけど、練習の中でアピールすることももちろん大事になると思う」と自身に課題を課し、生き残りへのチャンスを手繰り寄せていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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