ミャンマー戦で4年半ぶり代表戦先発、左右SBでもCBでも準備していた橋岡大樹の反省「ポゼッションの位置が低かった」
ゲキサカ / 2024年6月8日 22時9分
日本代表DF橋岡大樹(ルートン・タウン)が8日、広島入り初日の練習後に報道陣の取材に応じ、4年半ぶりにA代表での先発出場を果たした北中米W杯アジア2次予選・ミャンマー戦(○5-0)を振り返った。前半から後半にかけて行ったポジション修正には手応えをのぞかせつつも、より高いレベルの相手にも戦える基準を掲げた。
橋岡は第2次森保ジャパン発足後、前回の活動までに国際Aマッチ6試合に出場したが、終盤の守備固め起用が中心だったため、いずれも途中出場。ミャンマー戦の先発は2019年12月のEAFF E-1選手権・韓国戦(●0-1)以来4年半ぶりで、欧州組も交えたフルメンバーのA代表では初先発だった。
したがって準備期間が少ない代表活動での先発は事実上初の経験。また今回のチームは9月開幕の最終予選を見据え、3バックと4バックを併用しながらトレーニングを行っていたが、橋岡は最終ラインの左右を問わず全ポジションで起用される準備をしていた中、3-4-2-1の右CBでの起用が決まったのは試合当日だった。
橋岡はそのことを言い訳にこそしなかったが、急造布陣の中で前半は攻撃の立ち位置が整理されておらず、反省の残る内容となった。
「(反省点は)前半の立ち位置ですかね。ポゼッションの位置が低かった。後半は改善して高い位置を取って縦パスを入れられる回数を増やせたけど、前半からもう少しできたらよかったと思う」(橋岡)。低いポジショニングの背景には、相手のエースMFマウン・マウン・ルインがDF菅原由勢とのマッチアップを狙い、橋岡のサイドからカウンターを狙ってきていたことも影響したように思われたが、それでもなお橋岡は攻守のポジションの使い分けに課題を見出した。
「11番の選手が結構ゴールキックを競ってきていて、僕が(菅原と)入れ替わって11番を見ていたりしたので、そこの部分で守備の入れ替わりはあった。ただ、攻撃では相手がドン引きだったので入れ替わりはなく、僕がシンプルに(CBの中央の谷口)彰悟さんと同じ位置じゃなく、斜め前にポジションを取っていればよかった。そこで7番(左シャドーのMFルイン・モー・アウン)を引き出して、7番が食いついてきたら守田くん経由、由勢経由で律くんに入れたりといった工夫をして、7番をつり出すことをもっとやれればよかった」(橋岡)
後半はその点を「僕が高い位置を取ることによって、出てくれば彰悟さんから縦パスを入れられるし、出てこなかったら僕が高い位置を取って、7番が出てきたらそこに入れられる」という狙いで修正。その結果、左CBのDF伊藤洋輝と同様に高い位置を取る時間帯が長くなり、右サイドの攻撃が改善された。一方、カウンターを受けた際は数的不利にもなりかねなかったが、橋岡は持ち前の走力を生かしてうまくカバーしていた。
ただ、そこでも橋岡は反省点から目を背けず、より高い基準を求めていた。
「あの辺は相手がカウンター狙いで、僕たちの高い位置での縦パスを狙っていた部分があった。縦パスを取ってからのカウンター狙いで、10番(後半20分から途中出場のMFウイン・ナイン・トゥン)が谷口選手との1対1を狙っていて、取られた後に僕がすぐカバーして2対1を作らないといけない場面があった。カバーできてはいたけど、1回入れ替わられた部分もあったし、もっと強いチーム、個人の能力が高い相手ならその1回でもやられていたと思う」
急造布陣で久々の代表戦先発という難役に向き合った25歳はこの経験も糧に、さらに代表での存在価値を高めていく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集
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