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一発レッドの群馬MF川上は3試合出場停止の可能性も…新懲罰規定で“暴行”かが争点に

ゲキサカ / 2024年6月8日 23時31分

MF川上エドオジョン智慧(右)

 8日のJ2リーグ第19節・栃木SC戦で一発退場となったザスパ群馬MF川上エドオジョン智慧をめぐって3試合の出場停止処分が下される可能性が浮上している。

 川上は栃木戦の後半11分、相手MF石田凌太郎に後方から接触を受けて転倒。ザシャ・シュテーゲマン主審がファールの笛を吹いた後、石田に対して手を広げながら何らかの言葉を放って怒りを示した。すると石田が川上の胸を両手で突いて対立。川上はこの行為を受け、石田に駆け寄ると両手で胸を強く押し、石田を倒してしまった。シュテーゲマン主審は一連の行為に対して石田にイエローカード、川上にレッドカードを提示した。

 川上の退場は公式記録で「S2:乱暴な行為」と記録された。Jリーグ規律委員会は後日、川上への処分を発表する予定。その中で従来よりも重い処分が下される可能性も出ている。

 Jリーグは5月25日より日本サッカー協会(JFA)による新懲罰規定を適用している。新規定では危険なタックルなどの「著しい反則行為」による退場が最低2試合、「選手等に対する暴行」は最低3試合の出場停止などと、アジアサッカー連盟(AFC)などの国際基準に合わせた重罰基準が設定されている。

 新規定の適用開始以降は1試合の出場停止となる決定的得点機会の阻止(DOGSO)のみが発生しており、複数試合の出場停止になりうる一発退場事案は今回が初めて。規定によれば川上の“乱暴な行為”による退場は「選手等に対する暴行」にあたれば最低3試合の出場停止処分を下されることになる。

 その一方、1試合の出場停止にとどまる可能性もある。同規定では乱暴な行為による退場であっても、「選手等に対する反スポーツ的な行為」と判断された場合は最低1試合の出場停止になると示されている。最低3試合の“暴行”は「肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等」と該当事例が示されており、今後規律委員会は川上の行為がどちらに該当するのか判断することになりそうだ。

 なお、Jリーグでは新懲罰規定の適用開始と同時に、一発レッドカード判定に明らかな誤りがあった場合は出場停止などの懲戒処置を事後的に取り消す新ルールも適用している。
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