チャンス量産も無得点…山形、ホームで相性のいい大分とスコアレスドロー
ゲキサカ / 2024年6月9日 16時15分
[6.9 J2第19節 山形 0-0 大分 NDスタ]
J2第19節が9日に開催され、NDソフトスタジアム山形で対戦した15位モンテディオ山形と11位大分トリニータは0-0で引き分けた。山形は2試合連続のスコアレスドローで3戦負けなし(1勝2分)。大分は6試合勝ちなし(5分1敗)となった。
山形はチーム内でトップ下のポジションを争うFW後藤優介とMF國分伸太郎を同時にスタメン起用。従来の4-2-1-3はそのままに、3トップの中央に後藤、その後ろに國分が入る珍しい形でスタートした。
対する大分は負傷や出場停止、年代別の代表招集などで複数の主力選手を欠く中、前節から先発4人を変更。3バックも予想されたが、フォーメーションは4-4-2を継続し、それぞれスタメン復帰のDFペレイラをセンターバック、DFデルランを左サイドバック、MF中川寛斗をボランチ、MF宇津元伸弥を左サイドハーフに配置した。
昨季のホームゲームで5-0の大勝を飾るなど、本拠地では大分に2002年以来負けていない山形。“急造布陣”となった相手の隙を探りながら攻撃のペースを握ると、前半12分にGK濱田太郎のパスミスに反応したFWイサカ・ゼインのシュートが右ポストを叩く。同22分には右サイドでのパスワークからMF南秀仁が中央へ送り、後藤が古巣のゴールに押し込むが、オフサイドで得点は認められない。
デルランが守る左サイドのスペースを狙われるシーンが目立っていた大分は、後半11分に右サイドバックのDF野嶽惇也が負傷交代するアクシデントに見舞われる。FW木本真翔の投入を機に3バックへ変更となり、右ウイングバックに木本、左に宇津元、最終ラインには右からペレイラ、DF安藤智哉、デルランが並んだ。
その後も山形が攻め込む展開が続く。後半18分、右サイドのイサカがクロスを送り、ファーのDF吉田泰授が決定的なヘディングシュート。だが、GK濱田のビッグセーブに遭う。直後の左CKから今度はイサカが頭で押し込もうとするも、ゴールライン上にいた中川のスーパークリアで先制とはならない。
すると後半28分、大分の右CKからキッカーの宇津元が右足で低いクロスを送り、ニアのFW渡邉新太が蹴り込む。しかし、宇津元からのアウトスイングのボールが先にゴールラインを割っていたとして、得点は幻となった。
山形はFW藤本佳希など攻撃のカードを切って前への圧力を強めたものの、最後まで大分の守備を攻略できず。チャンスの数で大きく上回りながら勝ち点1の獲得にとどまった。
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