ミャンマー戦の悔しさを本拠地Eピースで晴らしたい川村拓夢「いい意味でもっと自己中になってもいい」
ゲキサカ / 2024年6月9日 20時34分
地元での代表戦に闘志を燃やした。広島出身で広島育ちの日本代表MF川村拓夢(広島)は11日のW杯アジア2次予選・シリア戦(Eピース)で名誉挽回のプレーを誓った。
前日8日に広島入りしたチームは2日連続で昨年まで広島が本拠地としていたホットスタッフフィールド広島(旧エディオンスタジアム広島)でトレーニングを行った。8日の公開練習には地元のファンら約2000人が来場。川村自身、「昨日はサンフレッチェのサポーターも来てくれていたと思うし、歓声の大きさとか、サンフレッチェとは違う期待感を感じた」と、大きな声援を浴びた。
シリア戦の会場となるエディオンピースウイング広島は今季から広島が本拠地とするサッカー専用の新スタジアム。「新スタジアムができて、ホームゲームはずっと完売で注目度は感じている。チームでも代表でもしっかり結果を出したい」。Jリーグとは異なる意味で注目されるであろう日本代表の試合がEピースで開催される意義も実感している。
6日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(○5-0)は後半開始から3-4-2-1のダブルボランチで途中出場。後半34分からの出場でデビュー戦ゴールを決めた元日のタイ戦(○5-0)以来、国際Aマッチ2試合目で45分間のプレー時間を得たが、「情けないパフォーマンスというか、僕の良さを出す回数が少なかった」と後悔の多い一戦となった。
「試合後にコーチからも言われたけど、僕が出る意味を理解して、自分の良さを出したい。中間で受ける回数が多くて、もっと追い越す動きを要求された」。MF守田英正とダブルボランチを組んだが、前半プレーしたMF旗手怜央がより高い位置で攻撃に絡んでいたこともあり、「相方が守田さんで、僕以上にバランスを取る。いい意味でもっと自己中になってもいいのかなと」と反省する。
「守田選手、遠藤選手はバランスタイプというか、そこは(自分には)求められていない。田中碧選手みたいにどんどん出ていく部分、決定機に顔を出す部分が求められている。そこを磨いていきたい」。それは所属クラブで川村が見せているプレーでもある。「そこを求められて選ばれていると思うし、積極的に顔を出していきたい」。迷いを断ち切り、自分本来のプレーを100%発揮する決意だ。
(取材・文 西山紘平)
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