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3バックで問われるリスク管理に遠藤航「自分が普段やっているチャレンジを」パリ五輪にも改めて言及

ゲキサカ / 2024年6月10日 22時2分

練習前に森保一監督と話すMF遠藤航(リバプール)

 日本代表MF遠藤航(リバプール)が北中米W杯アジア2次予選・シリア戦を翌日に控えた10日の練習後、報道陣の取材に応じ、今回の活動で新たにテストしている3-4-2-1の新布陣について展望を述べた。

 遠藤は新布陣初戦となった6日のミャンマー戦(◯5-0)はベンチスタートのまま出場なし。それでも「前回は3枚でやってかなり感触として良かったと思うし、新しいオプションを作るという意味で良いトライだったと思う」と振り返りつつ、ダブルボランチでの先発が見込まれるシリア戦に向けて「最後の1試合、勝って締めたいというのがある。ホームだし、チームみんなで戦って勝利を届けたい」と意気込んだ。

 3バックの中でも「いつもとやることは変わらない」と言い、シリア戦のテーマを次のように掲げた。

「もちろんシステムが変わるぶん人のポジションが違うわけで、誰がどこにプレッシャーに行くかは今日もちろん整理したけど、試合の中では自分を中心に、特に守備でうまくオーガナイズできればと思う。基本的には3枚だろうが4枚だろうが、どうやって前から行くか、前向きな守備をテーマにしているので、そのあたりのイメージの共有をピッチで表現できれば」

 ミャンマー戦ではウイングバックを高く上げるだけでなく、ダブルボランチが縦関係のポジション取りをしつつ、相手のカウンターには3バック+ボランチ1枚でリスク管理を行う攻撃的な陣形を採用。MF田中碧(デュッセルドルフ)とのコンビが見込まれるシリア戦では、遠藤がアンカー役に回ることになりそうだが、それは得意とする役割だ。

「それは自分の良さ。今までずっとやってきている部分でもあるので引き続きやれればいいし、そのぶん前にリスクをかけられることに関してすごくメリットがある。自分の特徴を活かす意味では良いと思うし、対アジアというところに関してはどんどんチャレンジして、攻撃的な姿勢をシステムやプレーで見せていければと思う」

 またリバプールでは後方を気にしながらも自身が前に出ていく場面を作っており、日頃からプレミアリーグで見せている判断力も活かされそうだ。遠藤は「チームとして常に相手を押し込むことになった時、自分が普段やっているチャレンジを周りにも求めるべきだと思っているし、うまく代表の役割も含めてやっていければ」と意気込んだ。

 そうして進む3バックの新たなトライ。「対アジアだけじゃなくて、これから強豪国に勝っていくためにもそういう選択肢を持っていくべきだと思う。ちょっとずつチャレンジをしていければいいし、それができるだけの個の能力が揃っている」と自信を胸に、最終予選前最後の一戦に臨む姿勢だ。

 なお遠藤はこの日、オーバーエイジ枠としての参加が報じられているパリ五輪について報道陣に問われ、ミャンマー戦前の取材に続いて再び言及。「前に言ったけど今は選ばれたら行きたいというスタンス。最終的にはクラブと監督が決断する形なので何も決まっていない段階」との姿勢を改めて強調し、リバプール側との協議は「特にコンタクトは取っていない。いつ練習が始まるかだけ言われていて、(アルネ・スロット)監督とも話してはいない」と述べるにとどめた。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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