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12日町田に挑戦の筑波大、「めちゃくちゃ楽しみ」戸田伊吹と田村蒼生は柏U-18時代に師事した山中真コーチと対決

ゲキサカ / 2024年6月11日 21時4分

12日に町田と天皇杯2回戦を戦う筑波大

 筑波大が明日12日に行われる天皇杯2回戦で、J1で首位に立つFC町田ゼルビアに挑戦する。決戦を前に小井土正亮監督も「誰がどう見ても格上の相手。相手のホームですし、我々ができることは限られますけど、逃げ腰のゲームをするつもりはない。大学代表として、ジャイアントキリングを起こしたい」と力を込めた。

 恩師との再会を楽しみにしている。青森山田高の元監督である黒田剛監督が注目される町田だが、コーチとしてかつてプレミアリーグEASTで対戦経験がある柏U-18で監督を務めた山中真氏を入閣させている。その山中氏に高校3年間師事していたのが、現在筑波大に在学する戸田伊吹(4年=柏U-18)と田村蒼生(4年=柏U-18)だった。
戸田伊吹は「ゼルビアのYouTubeチャンネルで真さんの声が入っていると嬉しくなる」と笑みをこぼしていた
 2選手とも下級生のころから主力で、戸田は3年生の時は主将として山中監督と接した。戸田は筑波大進学後も1年生の開幕戦に出場するなどして選手としても期待されていたが、大学2年生で選手を引退して指導者の道に進むことを決め、最終学年の今季はトップチームのヘッドコーチとして試合でも率先して指揮を執っている。

 選手引退を決断するときも早いタイミングで相談したという。「びっくりもされましたし、もう少し頑張った方がいいんじゃないかとも言われたけど、どっちかと言うとこのタイミングで転向することのメリットを上手く整理して、アドバイスしてくれました。尊敬している方の一人。(対戦は)僕自身めちゃくちゃ楽しみ。自分たちは失うものは何もないので、できる限りの100%の準備をしてぶつかりたいと思います」。
母校で教育実習中のMF田村蒼生「レイソルの子とか、サッカー部の子も先生と言うより、ちょっと上のお兄ちゃんの感じで来てくれる」と新鮮な気分を味わえているようだ
 田村も「高1の時からAチームでやらせてもらって、出れないときの自分の態度を指摘してもらったり、真さんの言葉だから受け止められることもあった。真さんあっての高校3年間だった。(対戦が)実現するのは嬉しいし、負けたくないなというのはもちろん、ジャイアントキリング、失うものは何もないので、ぶっ倒す気持ちを持って行きたいと思います」と闘志を燃やす。

 プレーヤーとしても大きなアピールをしたい試合になる。現在、教育実習中の田村だが、卒業後はプロ志望。「本当に何も決まっていない状況。気にかけているみたいな声は聞くけど、実際に何も動いていない。たった1試合で人生が変わるのがサッカー界なので、次の試合がそうなるように全力を尽くしたい」と鼻息を荒くする。

 あまり先をみる必要はないが、町田に勝てば3回戦は柏レイソルといわてグルージャ盛岡の勝者と対戦することになる。柏とは2年前の天皇杯2回戦でも対戦。実力を出しながらも及ばなかった苦い思い出がある。「2年前にレイソルとやって、プロの世界に行くためには結果のところ、チームを勝たせることが必要だと身に染みて分かった。ゴールやアシストといった目に見える結果を出して、ジャイキリを起こしたい」。NHK BSでの生中継も決まっている注目試合で未来に繋がる爪痕を残す。
20番が戸田、14番が田村
柏U-18監督就任時は28歳だったことでも注目を集めた山中真氏
(取材・文 児玉幸洋)
●第104回天皇杯特集●第98回関東大学リーグ特集

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