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第2次森保J最多の12ゴール目! 中村の“逆足クロス”に備えていた上田綺世「それが1本目でバッチリ合った」

ゲキサカ / 2024年6月12日 3時40分

FW上田綺世(フェイエノールト)

[6.11 W杯2次予選 日本 5-0 シリア Eピース]

 絶対的エースの一撃がゴールラッシュの口火を切った。日本代表は前半13分、左ウイングバックのMF中村敬斗が縦へと切り裂くと、鋭い左足クロスに飛び込んだのはFW上田綺世(フェイエノールト)。持ち味の跳躍力と体幹の強さを活かしたヘディングシュートを叩き込み、試合を優位に進める先制点を奪った。

 利き足ではない中村の高精度クロスに対しても、合わせるイメージはできていた。「試合前からサイドを使う局面を増やしていこうという意図もあったし、律と敬斗でお互い逆足のサイドなので、どうクロスを上げてくるか、どういうイメージを持っているかをすり合わせていた。それが1本目でバッチリ合った」。3-4-2-1の新システムと個人のクオリティーの高さが噛み合ったゴールだった。

 またゴールシーン以外でも気の利く動きを繰り出し続けた。

 新システムにおいては2シャドーが近い位置でプレーするため、互いのポジションが重なり合わないことが大事になるが、その際は相手のCBとSBの間に流れるプレーでも存在感を発揮。「相手の出方もわからない中でやっていたのでスペースの管理、抜け出すタイミングは探り探りだった」と明かしつつも、手応えを感じていたようだ。

「全部がうまくいったわけではないけど、時間が経つにつれて少しずつ掴めてきたと思う。個人的にはもっとクオリティーを上げたかったけど、人の動きも見えていたし、練習よりゲームのほうが上手くいった部分が多かったと思う」。そう振り返りつつ、2シャドーとの連係に「自分の周りに人が多くいるし、人の配置のイメージも自分の中ではつきやすかったし、ボールも受けやすかった。イメージはうまく合わせられたと思う」と胸を張った。

 このゴールにより、第2次森保ジャパンでは最多の12得点目。オランダで成長を続けてきたストライカーは「1トップのポジショニングだったり、その中でシュートまで持って行くところは今季磨いてきたところ。今日は背負うシュートはなかったけど、少しずつそこも狙っていければチームとして攻撃の幅が広がると思う。そこはいろいろと伝えながらやっていければ」と来季への期待もうかがわせ、シーズン最終戦を締め括った。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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