可変布陣でゲームメイク担った田中碧「真ん中で時間を作ることはまだまだやれた」
ゲキサカ / 2024年6月12日 2時25分
[6.11 W杯2次予選 日本 5-0 シリア Eピース]
日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)は先発出場したシリア戦で、前半は3-4-2-1のボランチ、後半は4-3-3のインサイドハーフと4-2-3-1のボランチという幅広い役割を担い、73分間にわたってプレーした。相方のMF遠藤航(リバプール)とのバランスも良く、ゲームコントロールでも持ち味を発揮。それでも試合後には「いろんなトライをしながらやれたのは良かったと思う」としつつ、ビルドアップの改善に目を向けていた。
3-4-2-1で臨んだ前半はMF遠藤航(リバプール)がアンカー気味の立ち位置を取り、田中はやや前寄りのポジショニングで攻撃に関与。田中は「スリー(バック)は真ん中に選手が多いので、スリーの選手がボールを持った時、まず相手がどう来るかを見るべきだと思う。ツー(トップ)で来るなら間に一人立たないといけない。自分が3-2で(遠藤と並んで)作るか、3-1で(遠藤のみ残して)一つ前に行くのかは相手を見ながら判断すべきだと思っていた」と自身の役割を振り返った。
その上で「前半は良いシーンはありながらも、もう少しボールを真ん中で止めてどっちにもボールを蹴れる時間を作れれば全員がポジションを取れる時間を作れる」と課題を指摘。「ボールが流れているとその方向にプレスが行くし、トミ(右CBの冨安健洋)が空いてはいても、ウイングバックが(受けに)来ないとプレッシャーの対象にはなるので、真ん中でもう少し止めて基準点をずらしたり、時間を作ることはまだまだやれたと思う」と反省点を口にした。
また後半に4バックに変更した後もビルドアップでは3バック同様の可変陣形で組み立てを行いたい中、「SBが気を利かせて中を取って、自分とか航くん、(鎌田)大地くんが間を取ることでテンポが出るだろうし、それを相手の強度が高くなった中でもやれるかどうかが大事だと思う」と3バック気味の組み立てを展望。その陣形についても「3-2なのか、3-1なのか、2-3なのか。ある程度、試合前の指示はあるけど、そこで相手を見ながら自分自身で判断してやることも個人戦術としては大事だと思う」と述べ、さらなる練度向上を求めた。
(取材・文 竹内達也)
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