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3バックへの楽観論に久保建英「本当に強い相手とやらないと正解かは分からない」

ゲキサカ / 2024年6月12日 3時17分

日本代表MF久保建英(ソシエダ)

[6.11 W杯2次予選 日本 5-0 シリア Eピース]

 北中米W杯アジア2次予選・シリア戦で先発出場した日本代表MF久保建英(ソシエダ)が試合後、前半の45分間にわたってプレーした3バックの新布陣について「本当に強い相手とやらないと3バックが正解かはわからない」という慎重な見通しを述べた。

 久保はシリア戦に3-4-2-1の右シャドーで先発出場。ゴールこそなかったが、積極的なチャンスメークでMF堂安律のゴールをアシストしたほか、守備でも「攻撃は僕ができるのみんなわかっていると思うし、守備のところでできることを見せておかないと、そこがネックだと言われたくないんで(笑)」と奮闘。3-0で試合を支配した前半の戦いを支えた。

 チームとしても上々の出来だったオプション布陣。それでも久保は楽観視にストップをかけた。

「いま例えば皆さんにベタ褒めされて、強い相手とやってうまくいかなかったらこき下ろすみたいなことになりかねないので、いまは僕たちもファン・サポーターの皆さんも静観して。とりあえず試したことに価値があると思う。本当に強い相手とやってみてどうなのかなというのが僕もわからないので。どうなっていくか楽しみなフォーメーションですね」

 一方、後半は4-1-4-1でやや停滞感が見られたが、久保は「南野選手と話して、後半楽しかったねという話もあった」と前向きに総括。「3-0になって攻める展開じゃなかったので、前半に比べるとCB、SB、ボランチというふうにパスが行き来する展開になって、見ている人からすると停滞感もあったと思うけど、僕らとしては変に攻め急いでのカウンター(を受けること)が一番良くない形だと思うのであれで良かったと思う」と振り返った。

 現状ではこれまで積み上げてきた4-1-4-1システムのほうが整理が進んでおり、オプション布陣は最終予選を通じて成熟させていく構えか。一方、9月開幕の最終予選は来年6月まで続くスケジュールとなっており、久保の言う「強い相手」との対戦をなかなか組むことができないのがアジアの難しいところだ。

 久保は「最終予選は厳しい戦いにはなるけど、本当に強い相手と言われるともう一つ上のレベルになってくると思う。ただそれイコール僕らが(最終予選で)勝てるかと言われたらそういうわけではない。最終予選はすごく厳しい戦いで全力で臨まないといけないし、本当にW杯に向けて絶対に落とせない戦い」と最終予選の位置付けを表現しつつ、「それとは別にその先に突破できた場合の残り1年は、マッチメークのことは僕ら選手はどうにもできないのでそこは協会のマッチメーク担当の人に頑張ってほしいなと思います」と長い目で先を見据えていた。

 したがって世界トップレベルでの戦いは、まずは所属チームで突き詰めていく形になりそうだ。この日は報道陣から代表チームでの自信の拠り所について聞かれ、「あれだけスペインでやれていたら代表でやれない理由はないので」とも話していた久保。来季に向けては「頭をシャットアウトしたいのでまだ考えていない」としながらも、「どうなるにせよ僕は1シーズン1シーズン、高い目標を持ってプレーできたらと思う。今季、昨季ともに叶わなかった二桁得点を目指していきたいなと思います」と目標を口にした。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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