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EUROはVAR介入後に詳細説明文を表示へ…UEFA審判委がブリーフィング実施「審判団は前回よりも優れている」

ゲキサカ / 2024年6月14日 21時20分

判定説明文の表示例が示された

 欧州サッカー連盟(UEFA)審判委員長のロベルト・ロセッティ氏が12日のメディアブリーフィングで、EURO2024ではペナルティエリア内のホールディング、シミュレーション、カードを要求するジェスチャー、危険なタックルに対して厳しい対応をすることがレフェリング基準だと話した。その上で使用されるテクノロジーについても説明を実施。UEFA公式サイトは「すべての人に利益をもたらす技術」と重要性を示しながらブリーフィングの内容を伝えている。

 今大会ではVARが介入した際、ファンに向けてより詳細な説明が行われるようだ。これまでは大型ビジョンや中継画面に「PK、ハンドの反則」など簡潔な説明が表示されていたが、今大会ではVARの介入後に「PK、ハンドの反則。ドイツの9番は不自然な位置にあり、肩よりも高くて体を大きく見せている左腕でボールに触れた」などと詳しい理由が表示されるようだ。

 さらに、今大会はVARを含めて5種類の技術が判定に関して使用される。すでにお馴染みとなったゴール・ライン・テクノロジー(GLT)に加え、W杯で採用されたオフサイドポジションかどうかを自動的に識別する半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)も大会史上初めて導入される。

 SAOTを用いる上で役立つコネクテッド・ボール・テクノロジーも使用される。これは選手がどのタイミングでボールに触れたのかがデータとしてリアルタイムで示されるもので、VARチェックの短縮化につながるという。この技術により、ハンドやPKの可能性がある事象についても、VARは選手がボールに触れていたかをスムーズに判断できるようだ。一連のデータはフットボール・テクノロジーズ・ハブ(FTECHハブ)という技術を用いてVARに届くという。

 また、選手は主審への抗議に関して大きな制限がかけられることもポイントなる。今大会では重要な判定が下された場合、キャプテンのみが主審と話すことができ、その上で主審はキャプテンに対して判定を説明する。ロセッティ審判委員長は「審判員や審判委員会のためではなくサッカーのイメージや次世代のために行う」と強調。他の選手が主審に抗議する姿勢を示すとイエローカードの対象となる。なお、キャプテンがGKの場合は試合前に代役が設定される。

 そのほか、スライディング時の支え手にボールが当たった場合、体から横などに伸びていない限りはノーハンドとなることなども説明された。ロセッティ氏は「審判団はEURO2020よりも優れており、非常に満足している」と信頼を示し、大会の成功を願っている。
●EURO2024特集

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