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EURO2024開幕!!開催国ドイツが圧巻の5発白星発進!! ビルツ&ムシアラ“21歳コンビ”が揃い踏み

ゲキサカ / 2024年6月15日 6時34分

 それでもドイツは前半42分、落ち着いたビルドアップで右サイドに持っていくと、キミッヒのクロスからMFイルカイ・ギュンドアンが決定的なヘディングシュート。これはGKガンに阻まれたが、こぼれ球に詰めたギュンドアンがポーテウスの足裏タックルを受け、ゴール前で倒れ込んだ。

 その場では一旦プレーが流されるも、VARが介入した結果、ポーテウスは一発退場。ギュンドアンは無事に立ち上がってプレーを続け、大事には至らなかったが、危険なプレーだった。ドイツにはそこでPKが与えられ、ハバーツがこれを決めて3-0。そのまま前半終了を迎え、大量リードと数的優位という理想的な開幕スタートとなった。

 ドイツは後半開始時、イエローカードを受けていたMFロベルト・アンドリヒを下げ、MFパスカル・グロスを投入。そこからグロスはクロースとともにゲームメークに関わり、ボール保持をより安定させていった。その後は前半のような勢いある攻撃は影を潜めたが、随所に顔を出すムシアラ、ビルツの突破力でチャンスも作っていった。

 そうして迎えた後半23分、ドイツは交代選手が結果を出した。FWリロイ・ザネの投入で左ウイングに回っていたムシアラがドリブルを仕掛け、斜めのパスをギュンドアンに通すと、ヒール気味に残したボールを受けたのは起用されたばかりのFWニクラス・フュルクルク。浮き球を落ち着かせないまま右足を振り切り、弾丸シュートをゴール右隅に突き刺した。

 さらにドイツは後半30分、左サイドを攻め上がった途中出場MFトーマス・ミュラーのクロスをフュルクルクが胸で収め、GKに止められながらもシュートをねじ込む。だが、ここはVAR介入でオフサイドの判定。すると同42分、スコットランドはDFアンドリュー・ロバートソンのFKからDFアントニオ・リュディガーのオウンゴールを誘い、1点を返した。

 だが、スコットランドの反撃は続かない。むしろドイツは後半アディショナルタイム3分、2日前に追加招集されたばかりで投入されたMFエムレ・ジャンがミュラーからのパスを受けると、ミドルシュートを突き刺して5点目。そのままタイムアップを迎え、余裕の試合運びを見せたドイツが自国での祭典で白星スタートを切った。
●EURO2024特集

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