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[関東]J1町田をジャイキリ後に不本意な炎上、筑波大の選手らに誹謗中傷コメントが届く…小井土監督「看過できない」

ゲキサカ / 2024年6月15日 19時35分

[関東]J1町田をジャイキリ後に不本意な炎上、筑波大の選手らに誹謗中傷コメントが届く…小井土監督「看過できない」

[6.15 関東大学L1部第9節 明治大2-2筑波大 味フィ西]

 掴みかけていた勝利がするりとこぼれ落ちた。J1で首位を走るFC町田ゼルビアを相手にジャイアントキリングを起こした天皇杯から中2日。明治大との天王山を迎えた筑波大は、1点を先制されて迎えた前半36分にセットプレーのこぼれ球をDF池谷銀姿郎(2年=横浜FCユース)が蹴り込んで同点。さらに後半1分にはDF安藤寿岐(3年=鳥栖U-18)が逆転弾を蹴り込んで試合をひっくり返していた。

 しかしラストプレーとなった後半アディショナルタイム4分にMF島野怜(3年=仙台育英高)に同点弾を決められてドローに持ち込まれた。勝ち点差は3のまま。ただ「気候が暑くなって難しいゲームの中で逆転するところまではよくやった」と評価した小井土正亮監督は、「ロッカーではこういった試合をしていたら優勝できないぞと引き締める声も多かった。繰り返さないように次に活かしていきたい」と顔を上げていた。

 大学生がJ1で首位に立つチームを破るジャイアントキリング。これ以上ない天皇杯の醍醐味を体現した筑波大だったが、同試合で町田の4選手が負傷。試合後の会見で町田の黒田剛監督が「怪我人が4人出た。対等なファウルであれば仕方ないが、全部遅れていた。学生との一戦でしたけど、マナーの悪い一面もみられた。批判覚悟で言わせてもらうと、勝った負けた以前に、怪我人を出すことがサッカーにおいて選手生命に影響を与えるかをきちっと指導してほしい」などと歯に衣着せぬ発言をしたことで、物議を醸すことになった。

 小井土監督も同試合直後の会見で「アクシデントで相手選手が欠けてしまうのは申し訳なかった。ダーティーなプレーではなかったが、怪我で欠けさせたことは申し訳なかった」と謝罪していたが、炎上が収まることはなかった。

 小井土監督によると、町田戦のあとからチームや選手個人のSNSアカウントに直接、誹謗中傷するコメントが寄せられているという。「選手への町田戦についての質問はNGにさせてください」とした指揮官は、「私としては選手を守らなければいけない。誹謗中傷に正当も何もないけど、していいことなのか。私としては看過できない」とまずは“姿が見えない相手からの声”をけん制した。

 そのうえで「多分、日本で私が一番この前の試合を見返したと思うけど、黒田監督がおっしゃったラフプレーで3人も4人もということはないと私は判断しますし、この組織を率いるものとして、はっきりとラフプレーによって相手が壊れたわけではない」とキッパリ。

 そして「言い方が適切かは分からないけど、向こうに怪我人が出てしまったことは苦しい思いはあります。だけどサッカーというスポーツの一部じゃないかと思っている。もちろん怪我をされた方の一刻も早い回復を願っていますし、次に会うときはいいプレーをお互いに出してほしい。我々としては正々堂々と戦ったし、決してダーティーなプレーを容認したり勧めたものではないので、その点は明確にしておきたいなと思います」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集

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