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[MOM4743]東海大相模MF沖本陸(3年)_昨年から背負う10番のプライドと責任感。攻守で躍動し、決勝ゴール

ゲキサカ / 2024年6月15日 20時7分

延長後半5分、東海大相模高MF沖本陸(3年=大豆戸FC出身)が右足PKを決め、決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.15 インターハイ神奈川県予選準決勝 相模原弥栄高 1-2(延長)東海大相模 等々力]

 昨年から10番を背負うプライドと責任感。MF沖本陸(3年=大豆戸FC出身)が攻守で躍動し、東海大相模高を2021年以来となるインターハイ出場へ導いた。

 延長後半5分、東海大相模は沖本のキープから交代出場のFW佐藤瞭成(3年)がドリブルで仕掛けてPKを獲得する。有馬信二監督から「10番の仕事をしろ!」と言われてきた沖本は、ベンチの指示を待つことなく自らPKスポットへ。「(自分で蹴りに行ったので)安心しました」という指揮官が見守る中、10番は右足でゴール左隅へシュートを決めた。

 沖本は、「この番号背負ってるんで、責任持ってちゃんとやろうって思って蹴りました」と振り返る。U-17神奈川県選抜のMFは、昨年も2年生ながら強豪・東海大相模の10番。「去年、その責任感を背負い切れなかった部分があったかもしれなくて。去年、何も自分はできなかったと思うんで、今年はチームを勝たせられる人になりたいと思いました」。その思いを大一番で表現し、決勝点を決めた。

 この日、沖本は左サイドで先発し、前半からゴール前での崩しに係わった。ハーフタイムの選手交代に伴い、インサイドへポジションチェンジ。得意のドリブルを駆使しながら再三ボールを前進させていた。

 加えて、有馬監督は守備面を高く評価する。「やっぱり、アイツが後ろから追ってくれて奪ったっていうのが結構あった」と頷き、本人は「応援の人もたくさんいるんで、気持ちで走りました」。際の攻防でもよく戦っていた10番の奮闘が、勝利と全国大会出場に結びついた。

 沖本は年明けの1月3日に左第5中足骨を骨折。長期離脱を強いられ、関東大会予選で復帰したが、交代出場のみだった。チームは準決勝で敗れて関東大会に届かず。それでも、インターハイ出場を目指してコンディションを上げ、今回の県予選で力を示した。

 ただし、本人は「もっとできたかなと思います。守備をもっと強く行ったりとか、攻撃でシュートまで繋げるとか、 そういう部分をもっと多くできたかなと思います」と満足はしていない。より自分をレベルアップさせて夏へ。全国大会で10番は、「もっとできる」こと、「チームを勝たせられる人」になったことを証明する。

(取材・文 吉田太郎)

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