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FC東京ルーキー安斎颯馬がプロ初ゴール! 磐田に先制許すも…終盤セットプレー弾で痛み分けドロー

ゲキサカ / 2024年6月16日 20時2分

FW安斎颯馬がプロ初得点

[6.16 J1第18節 FC東京 1-1 磐田 味スタ]

 J1リーグは16日に第18節を行った。FC東京とジュビロ磐田の対戦は1-1のドロー。磐田が前半21分のセットプレーからDFリカルド・グラッサのヘディングシュートで先制する。FC東京も後半39分のセットプレーでFW安斎颯馬がプロ初得点となる同点ゴールを挙げた。

 FC東京はリーグ戦中断期間にルヴァン杯を落とし、天皇杯は3回戦に駒を進めた。その間に行われた代表活動から各選手が帰還。U-23日本代表からはGK野澤大志ブランドンが先発し、MF松木玖生とMF荒木遼太郎はベンチ入りした。A代表では別メニューの時間が多く、試合の出番は来なかったDF長友佑都も復帰後即スタメンとなった。

 前節終了時点で16位と磐田は降格圏内まで勝ち点4差と迫っている。天皇杯ではJ3のテゲバジャーロ宮崎に敗戦。カップ戦がなくなったなかで、リーグ戦へと注力していく。チームトップスコアラーのFWジャーメイン良は骨折から復帰して6試合ぶりの起用。U-23日本代表から帰還したDF鈴木海音はスタメンに入った。ゴールを守るGK川島永嗣は、4度のW杯を戦った長友とJリーグで再会となる。[両スタメン&布陣]

 FC東京は序盤にサイドから攻め立てる。前半4分、FW俵積田晃太がPA左の深い位置まで突破。同19分、安斎が右サイドからカットインで入り込み、左足シュートを放つ。しかし相手選手のブロックに遭った。

 前半21分に均衡が破れる。磐田は右CKを平川が蹴り込む。右足から放たれたボールを、ゴール前のR・グラッサがヘディングシュート。ドンピシャで合わせた弾道をゴールに突き刺し、先制点を挙げた。

 FC東京は前半33分に決定機。左サイドから俵積田が右足キックでゴール前に飛ばす。ファーサイドに流れたボールを安斎が狙うが、スライディングでもわずかに触れられなかった。一方、磐田は42分、PA右の深い位置からMF山田大記が左足シュート。GK野澤にはじかれると、ファーサイドのDF松原后が狙う。しかしDF中村帆高にクリアされた。

 磐田が1-0のリードで前半を折り返した。追いかけるFC東京は後半開始から俵積田がカットインシュート。しかしゴール枠を捉えることはできなかった。

 後半11分にFC東京が2枚替え。MF仲川輝人とFWディエゴ・オリヴェイラを下げ、松木と荒木が投入された。磐田も15分に2枚替え。山田とMF松本昌也に代え、復帰戦となるジャーメインとMF金子翔太が入った。FC東京は22分にMF小泉慶を下げ、MF原川力を入れた。

 FC東京は俵積田が再三のカウンターで敵陣に迫るが、折り返したボールに味方は合わず。磐田も最前線のジャーメインとFWマテウス・ペイショットを起点に、相手ゴールを脅かしていった。FC東京は33分、長友と俵積田を下げ、DF徳元悠平とMFジャジャ・シルバでさらに攻勢を強めた。

 残り時間わずかのところでFC東京が追いつく。後半39分、左サイドでFKを得ると、徳元が左足キック。ファーサイドに飛び込んだ安斎が頭で叩き込んだ。2025シーズン加入内定から1年前倒しでプロ契約を結んだルーキーが待望の初ゴールを挙げた。

 試合はそのまま終了し、1-1でドロー。両者勝ち点1を分け合った。

(取材・文 石川祐介)
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