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前回ファイナリスト・イングランドがEURO白星発進!! ベリンガム弾で“ピクシー”率いるセルビアに勝利

ゲキサカ / 2024年6月17日 5時57分

イングランドが勝利

[6.16 EUROグループC第1節 セルビア 0-1 イングランド ゲルゼンキルヘン]

 EURO2024は16日、大会3日目を迎えた。前回大会準優勝のイングランド代表が登場し、ドラガン・ストイコビッチ監督と喜熨斗勝史コーチがスタッフを務めるセルビア代表に1-0で勝利した。

 先制したのはイングランド。前半13分、MFブカヨ・サカがDFカイル・ウォーカーのスルーパスに反応して右サイド深くまで侵入し、クロスを上げる。これに飛び込んだMFジュード・ベリンガムがヘディングで豪快にゴールネットへ突き刺した。

 セルビアはなかなかチャンスが作れない展開となるが、前半20分に決定機を迎えた。MFトレント・アレクサンダー・アーノルドが自陣深くでボールコントロールを失敗し、ボールがMFアンドリヤ・ジブコビッチに溢れる。ジブコビッチはダイレクトでFWアレクサンダル・ミトロビッチに預け、ミトロビッチがペナルティエリア内から右足を振り抜いたが、わずかに枠の右に外れた。

 最初のピンチを凌いだイングランドは前半25分、流れを渡すまいとカウンターを仕掛ける。A・アーノルドがパスカットしたボールをサカが拾い、右サイドを駆け上がるDFカイル・ウォーカーにスルーパスを通す。ウォーカーはPA内に侵入し、GKを引きつけてからゴール前にパスを出したが、味方には合わなかった。

 その後もイングランドが優勢のまま時間が経過するとセルビアにアクシデントが発生。MFフィリップ・コスティッチが座り込んで続行不可能となり、前半43分にDFフィリップ・ムラデノビッチとの交代を余儀なくされた。そのままイングランドの1点リードで前半終了となった。

 後半はセルビアが押し込む立ち上がりとなる。後半14分にはムラデノビッチが左サイドを抜け出してゴール前にボールを送ったが、走り込んだミトロビッチはDFキーラン・トリッピアーに対応されてシュートを打てなかった。ミトロビッチはこの場面でトリッピアーのファールをアピールするもPKにはならず、そのままMFドゥシャン・タディッチと交代した。

 なおもセルビアが攻め込み続ける。後半20分、タディッチがPA内のFWルカ・ヨビッチにパス。収めれば決定機となったが、ヨビッチはコントロールできずシュートには持ち込めなかった。

 守勢に回るイングランドは後半32分、MFジャロッド・ボーウェンのクロスにFWハリー・ケインが頭で合わせるが、ボールは鋭い反応を見せたGKプレドラグ・ライコビッチの手を弾いた後にクロスバーを直撃。後半最大の決定機は活かせなかった。

 それでもイングランドは、セルビアのロングボールやクロスを中心とする攻撃を跳ね返し続けた。後半37分にFWドゥシャン・ブラホビッチが放ったミドルシュートはGKジョーダン・ピックフォードが好セーブ。一方のセルビアはストイコビッチ監督が異議でイエローカードを受ける場面もあり、1点が遠いまま試合終了を迎えた。
●EURO2024特集

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