[関東]“明治キラー”筑波大DF池谷銀姿郎、町田戦120分死闘から中2日もフル出場、磨きかかるユーティリティ性
ゲキサカ / 2024年6月17日 15時39分
[6.15 関東大学L1部第9節 明治大2-2筑波大 味フィ西]
またも明治大を相手に得点を決めた。立ち上がりに先制を許した筑波大だったが前半36分、CKの流れからFW半代将都(4年=大津高)が戻したボールをペナルティーアーク付近からDF池谷銀姿郎(2年=横浜FCユース)が右足を一閃。一直線に突き刺した。
池谷は5月26日に明治大と戦った天皇杯1回戦でもセットプレーを頭で合わせて決勝点を決めていた。“明治キラー”となっている池谷だが、ゴールについては「今シーズンに入ってから得点は意識しているので非常にポジティブ」と話したが、逆転しながらもラストプレーで同点とされたゲームに「感情としては悔しいしかない」と語気を強めた。
J1首位の町田を延長、PK戦の末に破った天皇杯2回戦から中2日。同試合で120分フル出場していたフィールドプレーヤーではMF加藤玄(3年=名古屋U-18)、DF諏訪間幸成(3年=横浜FMユース/横浜FM内定)、そして池谷の3人がこの日も90分間ピッチに立ち続けた。
また池谷は町田戦では右SBで先発。試合中に左SBに移り、最後はCBもこなした。もともと両SBをこなす大型CBとして注目されてきた池谷だが、そのユーティリティ性にさらに磨きがかかっている。「大学にいる間にいろんなポジションにチャレンジしたい。一つスーパーなポジションを作ることもありますが、いろんなところをこなせるというのも一つの武器になると思う」。チーム屈指のムードメーカーでもあるお祭り男が、筑波の快進撃をけん引する。
(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集
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