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茨城決勝敗退、明秀日立の注目MF竹花龍生は応援席の前で涙も。「どんな試合でも存在感を残せるような選手に」

ゲキサカ / 2024年6月17日 19時15分

明秀日立高のMF竹花龍生主将(3年=JFC FUTURO出身)がドリブルで前進する

[6.16 インターハイ茨城県予選決勝 鹿島学園高 2-0 明秀日立高 ひたちなか市総合運動公園陸上競技場]

 チームのために、応援してくれる人たちのために、戦った。だが、0-2で敗戦。試合後、明秀日立高のMF竹花龍生主将(3年=JFC FUTURO出身)は応援席の前まで行くと、「目から涙が出てしまいました」。注目MFは、夏に鍛え直して成長することを誓った。

 竹花は昨年のインターハイ日本一経験者。高知高との準々決勝では、途中出場で決勝点をマークしている。10番、チームリーダーを担う今年、萬場努監督からは決めること、相手を剥がすことへの責任を背負うことを求められてきた。

 序盤から積極的にシュート、ラストパスへ持ち込んだ決勝のプレーについて「相手のスペース見つけたり、自分で打つシーンもありましたけど、今日は結構相手見ながらサッカーをやれたのかなと思います」。リードされた後半には低い位置からドリブルでボールを前進させてシュートを狙おうとした。だが、中央を締められる中、相手の警戒を超えることができず。インターハイの舞台に戻ることはできなかった。

 竹花はこの日、「2失点してからも、自分はやっぱりブレちゃいけない。去年とのメンタリティの違いなのかなと思いました」。今後は、同じくチームリーダーのCB菅野一葵(3年)とともに、逆境に負けないチームを作ることも重要。「(みんなは)今日は落ち込むところまで落ち込んでましたから、もう一回、3年生が中心になれるようなチームを作っていきたいと思います」と力を込めた。

 萬場監督は卒業後を見据えて、日々のトレーニングで選手たちの最大値を向上させる考えだ。各選手は個の成長を重視しながら冬を目指す。竹花は「自分や阿部(巧実)、柴田(健成)と去年選手権とかメンバーだったやつらがもっと中心になってやってやっていかないといけない。個人の成長も大事。自分もプレーに波があったりっていうのは課題としてあるので、そういう波をなくして、どんな試合でも存在感を残せるような選手になりたいなと思います」と意気込んだ。

 鋭いドリブルや得点力を備えている一方、ミドルシュートや左足のシュート精度は課題だ。「そういうのはまだ表現できてないんで、ミドル1本をしっかり沈められるような選手にはなっていきたいです」。将来の目標はプロ。上のステージで活躍するための力を身につけて、選手権予選を戦う。

(取材・文 吉田太郎)

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