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小さな積み重ねでオフの部分が「一番成長した」FW葛西夢吹(湘南U-18)。U-16日本代表に流れを引き寄せる先制ヘッド

ゲキサカ / 2024年6月19日 22時39分

前半9分、U-16日本代表FW葛西夢吹(湘南U-18、2年)が先制ゴール

[6.19 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 6-0 U-16ウクライナ代表 Jヴィレッジスタジアム]

 U-16日本代表が「U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN」初戦で大量6得点。FW葛西夢吹(湘南U-18、2年)が序盤の先制点によって、チームを勢いづけた。

 前半9分、葛西はMF小林志紋(広島ユース)の左CKをニアで合わせて先制ヘッド。「前日からCKの練習でニアに入る練習してたんで、ちょうどボールが来たんで、合わせるだけにした」。得意だというヘッドによる一撃は、本人にとっても大きなゴールとなった。

 葛西はリベロ津軽SC(青森)時代から年代別日本代表候補の活動に参加。昨年はU-15日本代表のスペイン遠征とフランス遠征、今年もU-16日本代表のトルコ遠征に参加している。だが、「代表の活動2つ、遠征6試合ぐらい点取れなくて。自分としては、課題がずっとあった」。その中で、今回の「U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN」に招集された。

 招集してくれたチームに感謝する葛西は、久々のゴール。「まず本当にスタッフとか選手に感謝していますし、自分のゴールで流れがだいぶこっちに来たと思うんですけど、そういう自分が流れを変えれる選手を目指してるんで、今日の得点は自分にだいぶプラスになったと思います」と喜んだ。

 このゴールは、日頃の取り組みが引き寄せたゴールでもあった。葛西は中学卒業時に青森を離れ、「ナショトレとか、エリートプログラムとか経験して、関東のそのレベルの高さとか、近い距離で強豪たちとやっているのは、もう本当に羨ましかったんで。自分の中で(進路は)関東ってのはずっとありました」という理由で関東へ。練習参加した際に接した平塚次郎監督に影響を受けて、湘南U-18を進路に選んだ。

 それからの1年間、プレー面以上に生活面、オフ・ザ・ピッチでの変化を実感している。「プレ-もそうですけど、一番は生活面です。ベルマーレは結構人としての教育も力入れてるんで、今日とかも試合終わった後、ピッチの周りのペットボトル拾ったり、(自発的に)そういうのをやっている。そういうちっちゃい積み重ねで今日のゴールとかが生まれるとチームで教わってるんで、その人間性、オフの部分が一番成長したと思っています」。なかなか結果が出ない中でも積み重ねを続けてきたことが、この日のゴールに結びついた。

 この日、U-16日本代表は攻撃時に3バックを採用。湘南U-18と同様の3バックで、葛西はやりやすさがあったという。シャドーのFW吉田湊海(鹿島ユース)とポジションチェンジしながら、身体を張ったボールキープや抜け出す動き。「今日はだいぶ自分の良さを出したかなと思います」。東北地方での国際試合で自信をつける内容と結果。その葛西が、残り2試合でも自分の特長や、ゴールで流れを変える。
前半9分、U-16日本代表FW葛西夢吹(湘南U-18)が先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)

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