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劇的逆転も最後の最後に落とし穴…クロアチアがアルバニアとドローでGL敗退危機

ゲキサカ / 2024年6月20日 0時9分

クロアチアとアルバニアは2-2のドロー

[6.19 EUROグループB第2節 クロアチア 2-2 アルバニア ハンブルク]

 EURO2024のグループB第2節が19日に開催され、クロアチア代表とアルバニア代表は2-2で引き分けた。互いに今大会初白星はお預け。第3節は24日に行われ、クロアチアはイタリア代表、アルバニアはスペイン代表と対決する。

 前回ベスト16のクロアチアはスペインとの第1戦で0-3の完敗。2大会ぶり出場のアルバニアもイタリアとの初戦を1-2で落としていた。

 初勝利を目指すチーム同士の一戦は序盤に動く。前半11分、アルバニアのFWヤシル・アサニ(光州)が右サイドから左足でクロスを送り、ニアのMFカジム・ラチ(スパルタ・プラハ)が反応。ヘディングでゴール右に押し込み、先制弾を挙げた。

 その後、MFルカ・モドリッチ(R・マドリー)などタレントを擁するクロアチアが攻めあぐねていると、前半31分にはアルバニアの決定機。カウンターからゴール前へのスルーパスに走り込んだMFクリスチャン・アスラニ(インテル)が右足でシュートを打つが、至近距離でGKドミニク・リバコビッチ(フェネルバフチェ)にセーブされた。

 ビハインドで折り返したクロアチアはハーフタイム明けから攻勢を強めるが、後半5分にペナルティエリア右のMFルカ・スチッチ(ザルツブルク)が左足で放ったシュート、後半8分にミドルレンジからMFマテオ・コバチッチ(マンチェスター・C)が右足で狙ったシュートは、いずれもGKトーマス・ストラコシャ(ブレントフォード)に止められる。

 開幕2連敗の危機が迫る中、待望の今大会初得点が生まれたのは後半29分だった。ボックス内でFWアンテ・ブディミル(オサスナ)のパスを受けたFWアンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)が右足でシュート。DFの股を抜いてゴール左に決め、1-1の同点とした。

 直後の後半31分には、ペナルティエリア左のMFマリオ・パシャリッチ(アタランタ)がマイナスに折り返し、スチッチが左足で合わせる。相手に当たったボールがネットを揺らし、オウンゴールで逆転に成功した。

 だが、試合はこのままでは終わらない。後半アディショナルタイム5分、アルバニアのサイド攻撃からMFクラウス・ジャスラ(ダルムシュタット)が左足で流し込み、土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。

 クロアチアは開幕2試合を終え、まさかの未勝利。2018年ロシアW杯で準優勝、2022年カタールW杯で3位の好成績を収めた強豪国が窮地に追い込まれた。
●EURO2024特集

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