鋭い縦突破とクロス、対人守備の強さも発揮。U-16日本代表右SB薄井翼(浦和ユース)が堂々の“代表デビュー戦”
ゲキサカ / 2024年6月20日 19時40分
[6.19 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 6-0 U-16ウクライナ代表 Jヴィレッジスタジアム]
“代表デビュー戦”で躍動した。U-16日本代表は19日、「U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN」第1節でU-16ウクライナ代表に6-0で快勝。年代別日本代表初招集の右サイドバック(SB)薄井翼(浦和ユース、2年)が印象的な動きを見せた。
U-16日本代表は、攻撃時に4-4-2から3-6-1へ可変するシステムを採用。攻撃時にウイングバックに入る選手の突破力が求められる中、薄井は1対1の攻防で優位に立って見せる。
薄井は20日の練習後、「相手の距離が思ったより来なくて。しかも前にスペースあって、自分もスピードがあるんで、もう縦にバーンってやって『行けるな』って感じでした」と振り返った。自分の前方のスペースへ大きく持ち出し、自慢のスピードでDFの前へ。そこから精度の高いクロスをFWへ3本、4本と通していた。
「今年になって、クロスをだいぶ練習してきました。高1の時は結構クロスが課題で、そこから自主練とかして、だいぶ今は合わせられるようになってきました」。アシストこそつかなかったものの、攻撃力を発揮。また、対人守備で強度の高さ、ボール奪取力も披露したDFは、「サイドの守備の1対1は結構自信があって。奪い切るってところにこだわってやってるんで、そこはできたかなと思います」と頷いていた。
代表デビュー戦の手応えは、「だいぶ(廣山望)監督とかにもアピールできたと思います。
手応えも結構ありました」と笑顔。今秋にはU-17ワールドカップへの戦いがスタートするが、「もう選ばれ続けて、行きたいです」と力を込めた。「U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN」は残り2試合。より競った展開や強度、スピード感の高い戦いで力試しする。
「今までの自分を出して、そこで多分できないこともあるんで、そこでしっかり振り返りして、今後も自分自身、レベルアップしていきたい」。U-16日本代表の廣山望監督はこのU-16世代でも「海外へ連れていって(短期間で)目線が変わった」選手が複数いることを明かしていた。薄井も国際試合の経験によって自分の目線、成長曲線を変えるか。
薄井は2008年の早生まれ。浦和ユースでは不動の右SBとして、今年のプリンスリーグ関東1部で全試合に先発出場している。中学1年時から本格的に右SB。小学生時代から「(サイドハーフを含めて)サイドしかやっていなかったです」というサイドプレーヤーだ。
DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(リバプール)やDFダニエル・カルバハル(レアル・マドリー)らのプレーを参考に強化。将来は浦和トップチームへ昇格し、「(海外や)代表でも活躍できる選手になっていきたい」。心の準備が「できていました」という待望の年代別代表の活動で多くを学び、飛躍に結びつける。
20日の練習前、チームメートたちと集合写真撮影
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
- 代表定着、U-17W杯での活躍狙うDF篠崎健人。憧れの市船で成長し、先発としてインハイ切符獲得、U-16日本代表選出も「満足しちゃいけない」
- U-16日本代表は右SB薄井、左SH武本が突破連発。サイドの攻防で主導権もたらす(6枚)
- U-16インターナショナルドリームカップが開幕。勝負へのこだわり、世界4強の基準求めるU-16日本代表がウクライナに6-0快勝
- 小さな積み重ねでオフの部分が「一番成長した」FW葛西夢吹(湘南U-18)。U-16日本代表に流れを引き寄せる先制ヘッド
- [MOM4749]U-16日本代表MFMF神田泰斗(大宮U18、1年)_「さばくだけの選手」では終わらない。勝利へ導くファインゴール
この記事に関連するニュース
-
セネガルに3発逆転勝ち。「メンタル面での成長を見せてくれた」U-16日本代表がU-16インターナショナルドリームカップ全勝V
ゲキサカ / 2024年6月24日 9時49分
-
強度に苦戦しながらもバトルし、連係や決定力で差。U-16日本代表がベネズエラを4-0撃破!
ゲキサカ / 2024年6月22日 8時14分
-
代表定着、U-17W杯での活躍狙うDF篠崎健人。憧れの市船で成長し、先発としてインハイ切符獲得、U-16日本代表選出も「満足しちゃいけない」
ゲキサカ / 2024年6月20日 18時15分
-
U-16インターナショナルドリームカップが開幕。勝負へのこだわり、世界4強の基準求めるU-16日本代表がウクライナに6-0快勝
ゲキサカ / 2024年6月20日 6時37分
-
U-16日本代表は守備安定し、白星増加。ゲーム主将CB横井佑弥(G大阪ユース)は個人、チームの成長実感
ゲキサカ / 2024年6月19日 23時38分
ランキング
-
1オリックス、自力優勝の可能性が消滅 今季69試合目…首位・鷹と15.5ゲーム差
Full-Count / 2024年6月26日 20時59分
-
2日本ハム・新庄監督「超一流のスーパープレーです」サヨナラ阻止した五十幡の“ザ背面キャッチ”大絶賛
スポニチアネックス / 2024年6月26日 23時39分
-
3【阪神】今季5度目の引き分け 得点シーンは佐藤輝明の先制適時三塁打のみ 9回1死満塁サヨナラ機生かせず
スポーツ報知 / 2024年6月26日 22時5分
-
4西武 延長12回死闘も引き分け…6月初連勝ならず 復帰登板の武内が8回途中2失点の好投も
スポニチアネックス / 2024年6月26日 22時17分
-
5FIBA公式が渡辺雄太の移籍先をネタバレ!?ファン困惑「八村の代表復帰よりも…」「信じていいの?」
スポニチアネックス / 2024年6月26日 22時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください