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「仲間がいると強度も上がる」JFAプロ審判員が一堂に集結、ハードなトレーニングが報道公開!!

ゲキサカ / 2024年6月21日 20時3分

過酷なトレーニングが行われた

 日本サッカー協会(JFA)は19日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで行われたプロフェッショナルレフェリー(PR)キャンプを報道陣に公開した。3時間ほどの座学を行うと、続いて約1時間のフィジカルトレーニングを実施。この日は水曜日でJリーグ公式戦がある週末まで日があるため、扇谷健司審判委員長も「結構キツいと思います」と目を見張る強度の高いメニューに取り組んでいた。

 冒頭にはJFA技術委員長の影山雅永氏がピッチに姿を見せ、審判員の判定基準が日本サッカーの発展につながると激励した。その後審判員は堀口恵一トレーナーのもと、ウォーミングアップでグランドの周りを走り、国際主審とその他の2グループに分かれた。

 飯田淳平主審、木村博之主審、笠原寛貴主審、谷本涼主審、山下良美主審の国際主審組は「75mを15秒で走り、25mを18秒で歩く」というルーティーンを48セットにわたって実施。女性主審として男子国際試合を担当している山下主審もフルメニューをこなし、さすがの走力を発揮していた。

 国際主審を除いたグループには交流プログラムで来日中のダレン・イングランド主審(プレミアリーグ)も参加。主審がピッチの対角線、副審が直線で長距離を走るメニューをそれぞれ10本行った後、サーキットトレーニングで汗を流した。

 サーキットトレーニングの後半では、中村太主審や今村義朗主審が中心となって仲間を鼓舞。熱血キャラを演じて盛り上げるなど、普段の試合では見られないような明るい一面も示していた。また、西橋勲副審はイングランド主審とペアになり、厳しいメニューを行いながら英語でカウントをサポートするなどしていた。

 厳しいサーキットトレーニングが終わると、副審は追加メニューで実戦的なトレーニングも行った。主審が2人1組でサポートメンバーとなり、向かい合いながらその場でボールをタッチし、任意のタイミングで相手にパス。副審はパスが出たらその先の主審と同じラインまでダッシュするという流れだった。主審が声やしぐさで副審を煽って盛り上げるなか、この日のトレーニングが終了した。

 トレーニング後、報道陣の取材に対応した中村太主審は「トレーニングは1人でやっていると苦しい。僕たちは1人で走っているので、叫びながらやっている(笑)」と選手との違いに触れながら、「こうやって一緒にできる仲間がいると強度も上がる」とPRキャンプの重要性を話した。

 また、2022年にJFAとPR契約を結ぶまでを「朝は満員電車に乗って、仕事して、帰ってきてからトレーニングしてと審判にかけられる時間が短かった」と振り返り、審判員としての生活にフォーカスできる現状に「幸せだなと感じている」と笑顔を見せた。

(取材・文 加藤直岐)
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