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オーストリアが3発で今大会初勝利!! レバンドフスキ登場のポーランドは痛恨2連敗

ゲキサカ / 2024年6月22日 2時59分

オーストリアが3ポイントを奪った

[6.21 EUROグループD第2節 ポーランド 1-3 オーストリア ベルリン]

 EURO2024は21日、グループD第2節のポーランド代表対オーストリア代表を開催し、オーストリアが3-1で勝利した。ポーランドは怪我の影響で初戦の出番がなかったFWロベルト・レバンドフスキが後半途中から今大会初出場を飾ったが、GL敗退が近づく2連敗となった。

 第1節を落としたチーム同士の一戦は、オーストリアがペースを握る立ち上がりとなる。すると前半9分、DFフィリップ・エムウェネがロングスローを投げて先制点を狙う。これは相手にクリアされたが、エムウェネが自らこぼれ球を拾って左サイドからクロス。攻め上がっていたDFゲルノト・トラウナーがヘディングシュートでゴールネットを揺らし、リードを手にした。

 ポーランドは前半18分、MFバルトシュ・スリシュが前線で相手の中盤と最終ラインの間に上手く入り込んでボールを受け、右サイドに展開。DFプジェミスワフ・フランコフスキがグラウンダーのクロスを送るとボールはファーサイドに流れ、フリーのMFニコラ・ザレフスキに渡る。ザレフスキはダイレクトで右足を振ったが、枠の上に外してしまった。ただ、このシーンを機にポーランドが攻めるシーンが続いた。

 迎えた前半30分、ポーランドはCKの流れからDFヤン・ベドナレクがシュートを放ち、相手にブロックされたこぼれ球をFWクシシュトフ・ピョンテクがペナルティエリア内で拾う。そのまま確実にゴール右隅へ流し込み、自分たちの時間帯でしっかりと同点に成功した。

 それでもオーストリアが前半39分に決定機を迎えた。カウンターで3対2の局面を作ると最後はMFマルセル・ザビッツァーがシュート。しかしシュートコースを消す相手守備陣に阻まれた。逆にポーランドは前半アディショナルタイム、ゴール正面やや右寄りからのFKをMFピオトル・ジエリンスキが直接狙ったが、GKパトリック・ペンツに阻まれた。前半は1-1で終了した。

 後半は一進一退の攻防が続くなか、ポーランドは後半15分にレバンドフスキを投入して逆転を狙った。ただ、レバンドフスキは同19分に競り合いで相手の顔に肘を入れてしまい、イエローカードを受ける。そのままポーランドの流れとはならず、同21分にオーストリアが試合を動かした。

 MFアレクサンダー・プラスが自陣左サイドでボールを受けると、縦に持ち運んでペナルティエリアの手前で待つ味方へ鋭いパスを送る。ボールに反応したFWマルコ・アルナウトビッチはポーランド守備陣からプレッシャーを受けるなか、アルナウトビッチはボールに触れずスルー。そのままMFクリストフ・バウムガルトナーに繋がった。ポーランド守備陣は完全に欺かれた状況となり、バウムガルトナーはフリー。バウムガルトナーは正確なトラップからゴール右に蹴り込んで勝ち越し点を奪った。

 なおもオーストリアは後半30分、バウムガルトナーの突破からMFパトリック・ビマーがシュートを放つも、今度はGKボイチェフ・シュチェスニーにセーブされた。それでも同32分、GKのロングフィードからザビッツァーが抜け出してGKと1対1になる。ザビッツァーは冷静にシュチェスニーをかわすと、ファールで止められてPKを奪取。このPKをアルナウトビッチが決め、オーストリアが2点差にリードを広げた。

 その後もオーストリアがゴールに迫ったが、シュチェスニーの好守に阻まれて4点目は生まれず。それでも3-1のまま試合終了を迎え、今大会初勝利を飾った。
●EURO2024特集

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