U-16日本代表の司令塔候補、MF野口蓮斗(広島ユース)はU-17W杯でも活躍した先輩ボランチを「絶対に追い越したい」
ゲキサカ / 2024年6月22日 10時8分
[6.21 U-16インターナショナルドリームカップ第2節 U-16日本代表 4-0 U-16ベネズエラ代表 Jヴィレッジスタジアム]
「絶対に追い越したいですね」。目標は、昨年のU-17ワールドカップでも輝いた先輩ボランチだ。U-16日本代表MF野口蓮斗(広島ユース、1年)はソレッソ熊本時代から年代別日本代表常連のボランチ。U-16ウクライナ代表との初戦(6-0)は後半開始から出場して1アシストし、この日はフル出場で勝利に貢献した。
南米勢・U-16ベネズエラ代表の強度は想像以上だったという。球際で競り負けるシーンもある中、相手のプレッシャーを受けないように上手く距離を取りながらプレー。チームの攻撃を落ち着かせ、スペースへのパスでチャンスの起点になった。「相手のポジション、SBのところが空くのは分かっていたので、一番にそこを見ながら前進できたのが良かった」と振り返る。
また、ドリブルでの仕掛けをファウルで止められるシーンも。その一方、球際でボールを奪い切れないところもあった。際の力が不足していることを自己分析。「まだまだ弱いので、課題だなと思っています。まず、ボールにアタックすることで、そこから奪い方の技術とか、そういうところになるので、まずはボールにアタックすることが大事だと思います」と語った。
ソレッソ熊本時代から大きな注目を集めていたMFは、多くの選択肢の中からよりサッカーに打ち込める環境を求めて広島ユースへ進むことを決断。地元を離れての生活によって、「サッカーの成長はもちろんなんですけど、一番は人間的な部分で成長させてもらった。そこが一番大きいなって思います。苦労する部分も多くて、洗濯とか自分の身の回りのことができるようになってきているのでそこが大きい成長だなと思っています」とサッカー、人間的な部分で成長したことを実感している。
広島ユースには目標とする存在もいる。10番を背負う3年生ボランチで、すでにJ1デビューを果たしているU-19日本代表MF中島洋太朗だ。「凄いですね。何でもできるんで。守備もめっちゃ強いですし、その中で攻撃でめっちゃ剥がしたり、スルーパスを通したり、強さの中に上手さがあるので自分も見習っていかないといけない」。現状、まだまだ遠い存在。それでも、「絶対に追い越したいですね」と意気込んでいる。
野口は、中島も攻守で存在感を放ったU-17ワールドカップを飛躍のきっかけに。「(25年のU-17ワールドカップは)まず一番近い目標で、そこで良い結果を残して、そこからトップチームで結果を残して、世界を代表するようなサッカー選手になりたいです」。そのためにも日常から身体のケアを徹底。広島ユース、U-16日本代表で成長と活躍を続けて“先輩超え”や将来の目標に近づく。
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
- [MOM4750]U-16日本代表FW浅田大翔(横浜FMユース、2年)_こだわってきた“最後の質”。見事な2発でアピール
- 強度に苦戦しながらもバトルし、連係や決定力で差。U-16日本代表がベネズエラを4-0撃破!
- 「この代の日本代表を引っ張って行く」「記録を超えたい」。U-16日本代表の10番FW吉田湊海(鹿島ユース)は強い意志を持って目指す姿へ
- 鋭い縦突破とクロス、対人守備の強さも発揮。U-16日本代表右SB薄井翼(浦和ユース)が堂々の“代表デビュー戦”
- 代表定着、U-17W杯での活躍狙うDF篠崎健人。憧れの市船で成長し、先発としてインハイ切符獲得、U-16日本代表選出も「満足しちゃいけない」
この記事に関連するニュース
-
ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.2
ゲキサカ / 2024年7月22日 7時26分
-
年代別代表、トップへ。柏U-18の181cmボランチMF廣岡瑛太は年上の高3相手でも「負けちゃいけない」
ゲキサカ / 2024年7月8日 20時38分
-
悔しさだけを突き付けられた異国の地で定めた決意。FC東京U-18MF永野修都は世界と再会するその日までバージョンアップし続ける
ゲキサカ / 2024年7月4日 12時45分
-
[MOM4758]川崎F U-18MF楠田遥希(2年)_大一番で口を衝いた「無意識の檄」。進境著しい新米センターバックが好守備で勝利に貢献!
ゲキサカ / 2024年7月3日 7時35分
-
セネガルに3発逆転勝ち。「メンタル面での成長を見せてくれた」U-16日本代表がU-16インターナショナルドリームカップ全勝V
ゲキサカ / 2024年6月24日 9時49分
ランキング
-
1ハム清宮が2打席連続アーチ 衝撃の4安打に新庄監督は拍手…止まらぬ打棒に敵地騒然
Full-Count / 2024年7月21日 20時9分
-
2《江川卓、1984年オールスター8連続三振》40年目の真実「あの日は肩が痛くなかった」、バッテリーを組んだ中尾が明かす「パスボールしろよ」発言
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 11時13分
-
3【F1】角田裕毅は〝奇策〟1ストップ作戦で9位入賞!レッドブル緊急昇格へ猛アピール
東スポWEB / 2024年7月21日 23時51分
-
4ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
-
5大谷翔平の144m弾より「広告に目いったわ」 日本企業の“宣伝効果”が「えげつない」
Full-Count / 2024年7月22日 10時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)