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J1昇格1年目の町田が首位ターン濃厚!! 福岡との“支配率最小”対決に0-0ドローも2位鹿島を得失点でも大幅リード

ゲキサカ / 2024年6月22日 17時6分

FC町田ゼルビアの黒田剛監督

[6.22 J1第19節 町田 0-0 福岡 Gスタ]

 J1リーグは22日、前半戦最終戦となる第19節を各地で行い、首位を走るFC町田ゼルビアがアビスパ福岡と0-0で引き分けた。今節・浦和戦を残す2位・鹿島との勝ち点差を3に広げた上で、得失点差も4ポイントリードしていることから、昇格1年目での首位ターンが濃厚となった。

 今季のボール支配率42.6%でリーグ19位の町田と、同41.3%で最下位20位の福岡という似たスタイル同士の対決。首位の町田は前節・横浜FM戦(◯3-1)から先発1人を入れ替え、MF柴戸海に代わってMF仙頭啓矢を起用した。対する福岡はMF紺野和也が累積警告のため出場停止。MF金森健志が代わりに先発した。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりから町田が主導権を握り、セットプレーを中心に押し込んだが、徐々に福岡の守備陣が順応。町田がボールを長く保持する中、決定打を欠く時間が続いた。さらに福岡は前半30分過ぎから優勢に試合を進め、同38分には決定機。MF前寛之の右CKにDF小田逸稀が頭で合わせると、GK谷晃生の手を弾いたボールが右ポストを叩いた。

 そのまま試合は後半へ。福岡は12分、右サイドからのクロスにFWウェリントンが反応するも、ヘディングシュートは枠を外れる。一方の町田も同15分、右サイドを上がった仙頭のクロスにMF平河悠が飛び込んだが、こちらのシュートも枠外。福岡は同16分、小田と金森に代わってDF亀川諒史とMF重見柾斗を入れた。

 その後は町田が徐々に迫力を強め、左サイドの平河がドリブル突破から次々にチャンスメイク。だが、相手の厳しい守備に阻まれると、後半28分にFWバスケス・バイロンに代わってFW荒木駿太を入れた。一方の福岡も同31分、ウェリントンとFW佐藤凌我を下げ、元イラン代表FWシャハブ・ザヘディとMF北島祐二を投入した。

 すると後半33分、福岡は左サイドをMF岩崎悠人が突破し、ふわりとしたクロスを入れると、ファーサイドからザヘディが飛び込む。完璧な形で崩したかと思われたが、ヘディングシュートは左に外れた。そのまま試合はタイムアップ。町田はホームで痛い足踏みとなったが、首位での前半折り返しに大きく前進した。また福岡も連勝こそ3でストップしたが、4戦負けなしで上位での折り返しに近づいた。

(取材・文 竹内達也)
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