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今季初先発D・ヴィエイラの決勝点で広島が快勝! 柏は代表GK大迫に好機阻まれ4連敗…

ゲキサカ / 2024年6月22日 22時33分

広島はドウグラス・ヴィエイラの今季2点目が決勝点に

[6.22 J1第19節 柏 0-1 広島 三協F柏]

 22日、三協フロンテア柏スタジアムでJ1第19節が行われ、柏レイソルとサンフレッチェ広島が対戦。FWドウグラス・ヴィエイラのゴールで広島が先制すると、これを守り切って2試合ぶりの勝利をおさめた。

 リーグ3連敗、現在4試合勝ちのないホームの柏。前節・G大阪(●1-2)から中5日で迎える今節は、DF野田裕喜が移籍後リーグ初先発を飾る。G大阪戦では途中出場だったFW細谷真大とMF戸嶋祥郎が、ともに2試合ぶりにスタメンに復帰した。

 19日の横浜FM戦に2-3で敗れてリーグで5試合ぶり、公式戦では9試合ぶりの黒星を喫した広島。中2日となる柏戦では、横浜FM戦で退場となったMF満田誠が出場停止に。出場停止明けのDF佐々木翔が最終ラインに復帰、FW{マルコス・ジュニオールが9試合ぶり、ドウグラス・ヴィエイラが今季初となる先発入りをはたした。[スタメン&布陣]

 2試合連続で開始2分にMF加藤陸次樹がゴールを挙げていた広島だったが、この試合では柏が最初のチャンスをつくる。9分、最終ラインでボールをつないでDFジエゴからの縦パスを受けたFWマテウス・サヴィオは、逆サイドへ大きくふる。PA内のMF山田雄士がボールをコントロールしてシュートを狙ったが、広島守備陣に阻まれてしまう。

 続く11分、左CKでマテウス・サヴィオは戸嶋へのショートコーナーを選択。戸嶋のクロスを山田が細谷へと落としたが、シュートは広島DFにブロックされてしまった。

 対する広島の最初のチャンスは前半15分、中盤でボールを奪い一気にゴール前に迫ると、ドウグラス・ヴィエイラのパスを受けたマルコス・ジュニオールがPAに持ち上がり、柏DFを抜き切る前に右足シュート。しかし、ボールは枠をとらえることはできない。

 広島はFW小屋松知哉の好機をしのぐと、33分、最終ライン中央のDF中野就斗が左サイドに展開すると、MF東俊希はダイレクトでFW{大橋祐紀へ。大橋はドリブルでゴールライン際まで進入すると、中央へ折り返す。これをドウグラス・ヴィエイラがダイレクトでゴールに流し入れた。

 失点後の35分には、マテウス・サヴィオがPA内の細谷にパスを入れるも広島DFにカットされてしまう。こぼれ球を山田がミドルレンジから右足で狙ったが、ゴールマウスをとらえることはできなかった。

 HTに広島はマルコス・ジュニオールに代えてDF志知孝明を投入。志知が左WB、東がMF松本泰志と中盤の底に並んだ。柏の最初の交代は後半12分、小屋松に代えてFW木下康介をピッチに送り込んだ。

 1点を追う柏はマテウス・サヴィオを中心に攻勢をかける。19分には、マテウス・サヴィオが相手を引きつけてジエゴのパスを出すと、ジエゴは右足でクロス。山田が頭で折り返すと、MF高嶺朋樹が合わせたが、日本代表GK大迫敬介の好セーブにあってしまった。

 柏は両SBのジエゴとDF関根大輝が高い位置をとって広島を押し込む時間が続く。30分にはマテウス・サヴィオのスルーパスから木下がシュートを放ったが、GK大迫が好守で立ちはだかる。なおも攻勢をかけたい柏は、山田と戸嶋に代えてMF島村拓弥とMF白井永地を起用した。

 サポーターに向かう形で攻め続ける柏だが、広島の守備陣は持ち堪えて試合終了。3試合ぶりの無失点で、広島が2試合ぶりの勝利。柏は4連敗を喫した。

(取材・文 奥山典幸)
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