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自身初のJ1先発は悔いを残す一戦に…柏DF野田裕喜「絶対やられちゃいけないところ」

ゲキサカ / 2024年6月23日 12時17分

CBとしてフル出場をはたした柏DF野田裕喜

[6.22 J1第19節 柏 0-1 広島 三協F柏]

 悔いの残るJ1初先発となった。今シーズンに山形から完全移籍で柏レイソルに加入したDF野田裕喜は、「やっぱり失点の部分。あそこの際の部分はやっぱり絶対やられちゃいけないところですし、そこは突き詰めていかないといけない」と厳しい表情を崩さなかった。

 野田が自らを叱責するのは、前半33分の場面だ。広島は3バック中央のDF中野就斗が左WBのMF東俊希に長いボールを入れると、東はダイレクトで前線のFW大橋祐紀への縦パスを選択。大橋との1対1になった野田は、PA内ゴールライン際で大橋の前に体を入れたが、直後にバランスを崩して大橋に入れ替われて中央へ折り返される。ニアでFWドウグラス・ヴィエイラが合わせてゴールネットを揺らすと、これがこの試合唯一の得点となった。

「スタメンでチャンスをもらって勝てなかったので、すごい悔しいです」。26歳のDFは唇をかんだ。

 高校年代から世代屈指のCBとして注目されていた野田は、大津高2年生のときに、特別指定選手として地元の熊本で“Jデビュー”。3年時にもJ2で4試合に出場、世代別代表にも選出されると、卒業後の2016年にはG大阪に加入した。G大阪ではなかなか出場機会に恵まれず、3年半所属した後、山形へ育成型期限付き移籍となる。翌2020シーズンには山形へ完全移籍をすると、同年の途中からレギュラーに定着。4シーズン半で151試合に出場していた。

 柏移籍後の2024シーズン。4月24日のルヴァン杯2回戦・群馬戦で“柏デビュー”を果たすと、続く3回戦・福岡戦では、本拠地“日立台デビュー”を飾り、後半アディショナルタイムには移籍後初ゴールで決勝点を奪った。そして、前節・第18節に、途中出場で待望の“J1デビュー”を遂げる。奇しくも、相手はルーキー時代にプレーしていたG大阪だった。

 広島戦ではリーグ戦で初めて先発として起用されると、同じ東京五輪世代のDF古賀太陽とCBでコンビを組んだ。空中戦で強さを発揮し、失点シーンを除くと広島にはほとんどチャンスをつくらせなかった。チームとしても多くの時間で広島を圧倒。広島のミヒャエル・スキッベ監督が「3日前の横浜FM戦(●2-3)はアンラッキーで負けてしまった部分があったと思います。ただ、今日はその反対で、ラッキーで勝てました」というほど柏がチャンスを多くつくったが、ゴールは遠かった。

 G大阪戦の後半、そして広島戦とチャンスを多く創出、内容は相手を上回っていた。「先に失点すればやっぱりどんな試合も難しくなりますし、他の内容が良くても負けてしまえば何も残らない」と語気を強める。

 この日でJ1はシーズン折り返しとなる19試合を終了、柏は前半戦をリーグ4連敗で終える結果となったが、ミッドウィークにはまた試合が待っている。

「4連敗になりましたけどやるしかないし、自分のプレーは自分で取り返すしかないと思っているので、 サポーターの皆さんに後押しさせたいと思えるようなプレーを出せるようにまた準備したいです」

 柏の後半戦初戦は26日、敵地で京都と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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