重傷者発生で自ら担架を運んだショボスライ「あのような場合はプロトコルに意味がないと思う」
ゲキサカ / 2024年6月24日 10時6分
ハンガリー代表のMFドミニク・ショボスライが23日のスコットランド代表戦後、試合中に発生した負傷者対応の手順について「あのような場合はプロトコルに意味がないと思う」と話した。ハンガリーメディア『Magyar Nemzet』が伝えている。
ハンガリーは後半23分、FWバルナバース・バルガが相手選手と激しく衝突するアクシデントが発生。ピッチ上でバルガの治療が行われるなか、スタッフが布を広げてバルガの様子を隠したため重傷が予感でき、場内は騒然とした状況となった。バルガは布で目隠しされたままピッチを後にし、そのまま病院に搬送されたものの、現在は安定した状態にあると伝えられている。
この治療をめぐっては重篤な状況が察せられる中、担架隊が歩いてゆっくりバルガのもとへ向かったため、ハンガリースタッフ陣が激昂する場面もあった。結局ショボスライやハンガリーのスタッフが駆け寄って自ら担架を運ぶことになり、チームと医療スタッフの間では重大事案への認識に違いがあったとみられる。
ショボスライは試合後、「プロトコルが理解できないよ。医療スタッフが(主審の指示を待たず)駆け寄ったり担架を持ってきたりできないのはなぜだろう」と疑問を呈した。その上で「ベンチスタッフの全員が可能な限りドクターをピッチに入れて、僕が担架を持っていこうとしたと思う」とチームの迅速な判断を振り返り、緊急時には柔軟な対応が必要だと見解を示した。
『ESPN』や『TSN』など各国メディアはショボスライの行動を称えている一方、『BBC』のデーブ・ドウニー記者はX(@daviddownie17)で「欧州サッカー連盟(UEFA)は担架を持つ医療スタッフがどれほど遅くピッチに入ったか、真剣に考える必要がある。ショボスライは素晴らしかったが、本来そういった行動はいらなかったはずだ」と改善を求めている。
●EURO2024特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ルーマニアvsコソボは没収試合でルーマニア勝利扱いに…セルビア支持のチャント受け、コソボ選手がピッチ去る
超ワールドサッカー / 2024年11月22日 13時45分
-
2年連続の悲劇、右ヒザ前十字じん帯断裂のレアルDFミリトンが手術成功
超ワールドサッカー / 2024年11月19日 20時50分
-
ハンガリー代表、試合中に倒れたアダム・サライACの無事を報告
超ワールドサッカー / 2024年11月17日 6時25分
-
ビジャレアルに痛手…期待の若手FWアコマックが右ヒザ前十字じん帯断裂で今季絶望に
超ワールドサッカー / 2024年11月11日 8時0分
-
ミリトンに2年連続の悲劇…右ヒザ前十字じん帯断裂で今季絶望…ロドリゴ&バスケスも1カ月程度の離脱に
超ワールドサッカー / 2024年11月10日 6時0分
ランキング
-
1清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分
-
2オースティン&牧秀悟 ベストナイン“落選”にベイファン「首位打者でも取れない」「逃すのマジかよ」と嘆きの声
iza(イザ!) / 2024年11月25日 18時50分
-
3ロケッツのフレッド・バンブリートがレフェリーに暴言を吐き5万ドルの罰金処分に
NBA Rakuten / 2024年11月26日 8時28分
-
4FAのT・ヘルナンデス 移籍先有力候補はドジャースとレッドソックス 米報道 相場は3年総額109億円
スポニチアネックス / 2024年11月24日 8時57分
-
5大谷翔平が抱く“宇宙への憧れ” 野口聡一さんに「宇宙人っていますか?」と質問、チームメイトと宇宙談義に花を咲かせることも
NEWSポストセブン / 2024年11月26日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください