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トップの練習を経験して差を実感。後半躍動の大宮U18MF丹野豊芽は武器を「もっと極めていきたい」

ゲキサカ / 2024年6月25日 13時3分

大宮アルディージャU18の高速アタッカー、MF丹野豊芽(3年=大宮アルディージャU15出身)

[6.23 プレミアリーグEAST第9節 大宮U18 1-1 昌平高 川越運動公園陸上競技場]

 後半、高速アタッカーが躍動した。大宮アルディージャU18MF丹野豊芽(3年=大宮アルディージャU15出身)は左サイドで対峙したDFの足を止め、そこからの加速力で相手を翻弄。開始10分で2度、3度と突破し、9分にはカットインからニアへ右足シュートを打ち込んだ。

 これは昌平高の189cmGK佐々木智太郎(3年)のファインセーブに阻まれ、「課題です。もっとトレーニングをやっていきたい」と反省。だが、その後も突破口になって見せるなど、チームを牽引するような動きだった。

 前半はボールを受ける回数がわずか。「何もできなくて」、ハーフタイムには他の選手たちとともに丹野友輔監督から猛檄を受けた。「本当は自分たちから上げないといけないんですけど。そこが僕たちの弱いところ。(それでも檄を受けて)『後半、やってやろう』と思って入った」丹野は、上のステージで勝負するための武器で違いを示していた。

 丹野は、U-15日本代表候補歴の持ち主。1、2年時は怪我などによって思うような活躍をすることができなかったが、最終学年となった今年は自覚を持って勝利と活躍を目指している。

「自分がチームで求められてるのはゴールや、アシスト。自分が一番上手いってわけじゃないですけど、攻撃の起点になるよう求められると思うんで、そこをもっとやりたいです」

 トップチームへの練習参加も経験。主軸MF泉柊椰から刺激を受けたという。「この前、トップの練習に参加させてもらって、(泉選手は)やっぱ速いですし、自分より全然上手かった。もっと練習からやっていかないと、そこの差は縮められない」と実感。3対3では自分の特長を表現することができたというが、上手さも、速さも、強度も上げて「(武器を)もっと極めていきたいです」と考えている。

 父が監督に復帰し、U18チームラストの一年を「一緒にやって頑張りたい」という思いも抱いている。再び年代別日本代表に選ばれることや、プロサッカー選手になることも目標。そして、チームで日本一の練習をして、日本一になることも目指している。

 7月下旬からは日本クラブユース選手権(U-18)大会が行われる。「もっと練習から強度高く、日本一の練習っていうのを自分たちの目標にしていて、そこには全然まだ達してないので、そこをもっとやっていけば全然優勝は見えてくると思いますし、優勝を目指したい」。この日、3年生10人全員が先発し、「3年生の魂みたいなもの」(丹野)を後半に表現した。丹野も、チームも、後半の基準を常に持ち続けて目標達成に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)

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