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[アミノ]早大や名古屋U-18で日本一、古賀新監督に導かれ…関東3部明治学院大が5大会ぶり総理大臣杯へ

ゲキサカ / 2024年6月25日 15時3分

法政大戦では後半41分にダメ押しとなるPKを決めたDF市川聖也(4年=静岡学園高)

[6.22 アミノバイタル杯4回戦 明治学院大2-0法政大 RKUFF]

 関東3部リーグを戦う明治学院大が、5大会ぶり2回目となる総理大臣杯出場を決めた。3回戦で関東1部の中央大をPK戦の末に下すと、4回戦では法政大に2-0で勝利。難敵を連破して、実力で全国行きをつかみ取った。

 今年度より古賀聡氏の下で強化が進められている。現役時代は鹿島や広島でプレーした同氏は、引退後は鹿島ユースの監督を務めたのち、母校・早稲田大の監督に就任。12年度の大学選手権(インカレ)で優勝に導くなど手腕を発揮すると、18年からは名古屋U-18の監督に転身。19年にクラブユース選手権(クラセン)とJユースカップで2冠を達成するなど、黄金期を築いた。

 古賀監督自身、新しい挑戦がしたかったという。「人生限られているし、僕も54歳になる年。大学でも高校でも、人が成長できる土壌を作って、選手がどんどん年月をかけて成長して、次のステージを掴むサイクルに新たに挑戦したいなと思った。あとは子供が中学校に上がる。単身赴任で6年間いましたので、それも一つの要因ではあります」。

 そして何より明治学院大が持つ可能性を感じたとも話す。「明治学院とはGMの方と知り合いで、そこからお話を頂きました。スポーツ推薦の選手はいないけど、勉強もスポーツも両立してきた選手たちが多い。非常に真面目で、変なプライドもない選手が多いので、成長できる土壌があるなと感じています。数年後には1部で優勝を目指すという志を持ちながらチャレンジしていきたい」と目を輝かせる。

 選手たちも古賀監督の就任で気持ちを新たにしている。主将DF市川聖也(4年=静岡学園高)は「一番は練習での強度が変わった」と話す。「一人ひとり成長したいというところが見えている。それにこれまでも積み重ねてきたプレスとアクションというところで多く出せている。その積み重ねが今日の試合なんかでも多く出せたので勝てたのかなと思います」と充実の表情を浮かべる。

 夏の全国大会である総理大臣杯出場を決めた明治学院大だが、市川にとっては高校2年生の時に出場した高校選手権以来の全国大会になる。日本一を達成した大会だが、市川自身も準決勝でベンチ入りする貴重な経験をした。高3時はBチームを経験するなど悔しい思いもしたが、大学ではその悔しさをバネに成長しようと頑張ってきた。

 総理大臣杯では当然、大学での成長を見せる場にもなる。すでに柏レイソルで活躍すDF関根大輝や鹿屋体育大に進学してロアッソ熊本入りを決めたMF渡邉怜歩への個人的な意識も十分にしている。「チームは一日一日の今この瞬間で成長することをテーマにやっている。また一歩一歩、全力で取り組むことを意識してやっていきたい」。下剋上の夏物語を作る準備は整った。

(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集

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