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UEFAがハンガリーFWバルガの負傷対応に声明…選手から疑問の声も「遅れはなかった」

ゲキサカ / 2024年6月25日 19時15分

担架を運ぶMFドミニク・ショボスライ

 欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、スコットランド代表対ハンガリー代表での負傷者対応について「遅れはなかった」と声明を発表した。『BBC』や『トーク・スポーツ』などが伝えている。

 この試合では後半23分、ハンガリーのFWバルナバース・バルガが相手選手と激しく衝突し、スタッフが目隠しのため布を広げて取り囲むなか治療が行われた。バルガはそのまま病院に搬送され、健康状態に問題はないが顔の複数箇所を骨折したと伝えられている。

 バルガの負傷に関してはMFドミニク・ショボスライが「プロトコルが理解できないよ。医療スタッフが(主審の指示を待たず)駆け寄ったり担架を持ってきたりできないのはなぜだろう」と疑問を呈したことでも注目を浴びた。担架隊が歩いてバルガのもとへ向かったことにハンガリーのスタッフ陣が激昂したほか、ショボスライが駆け寄って自ら担架を運ぶなどしたため、UEFAに緊急時の対応を改善するように求める声も出ていた。

 ただ、UEFAは「事象発生から15秒以内にチームドクターが介入した。続いてすぐにスタジアムのドクターが通常の医療手順に従って怪我のファーストアセスメントを行い、適切な治療を行った」と分析し、今回の手順に問題はなかったという見解を伝えている。

 また、UEFAはプロトコルに従って緊急医療チームがピッチ脇で待機したほか、要請直後に担架が届けられたことも示すと、「現場での全医療スタッフの連携はプロフェッショナルであり、すべては医療手順に従って行われた。治療や選手への援助に遅れはなかった」と結論づけている。
●EURO2024特集

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