先発復帰のムバッペvsレバンドフスキが競演PK弾!! V候補フランスは連続ドローでGL2位通過
ゲキサカ / 2024年6月26日 3時49分
後半も立ち上がりからフランスが猛攻を仕掛け、同4分にはMFアドリアン・ラビオのパスからムバッペが狙うも、これもGKスコルプスキが横っ飛びでセーブ。これまではGKボイチェフ・シュチェスニーの控えに回っていたボローニャ所属の33歳がEUROデビュー戦で華々しいパフォーマンスを見せた。
それでも後半10分、フランスが先手を取った。最終ラインを起点としたビルドアップから右に渡し、デンベレが縦へと仕掛けると、急加速でペナルティエリア内をえぐってキビオルのファウルを誘発。これでPKを獲得し、キッカーのムバッペが冷静に沈めた。
ムバッペはEURO初出場の前回大会でノーゴールに終わったため、これがEURO通算初ゴール。また前回大会は決勝トーナメント1回戦でスイスにPK戦で敗れていたが、ムバッペが5人目のキッカーで失敗したことで決着がついており、雪辱を果たすキックとなった。そんなムバッペはフェイスガードを外し、ゴールの喜びを表現していた。
フランスは後半16分、バルコラ、カンテ、ラビオに代わってFWオリビエ・ジルー、MFアントワーヌ・グリーズマン、MFエドゥアルド・カマビンガを投入。グリーズマンはこれがW杯とEUROのメジャートーナメント通算33試合目の出場となり、リリアン・テュラム氏の記録を抜いて単独最多となった。
苦しい展開となったポーランドは後半27分、レバンドフスキがチュアメニからボールを奪い、自らドリブルで持ち運んでミドルシュートを狙うも、わずかに左へ外れる。それでも同29分、エリア内でパスを受けた途中出場MFカロル・シュビデルスキがウパメカノのタックルで転倒。VARレビューの結果、ポーランドにPKが与えられた。
キッカーはレバンドフスキ。フェイント気味の助走から放ったシュートは左を狙ったが、GKマイク・メニャンに止められた。しかし、ここで審判団が介入し、メニャンがゴールラインを離れていたとして蹴り直しの判定。レバンドフスキは2度目も左を狙うと、さらに厳しいコースに蹴り込み、同点に追いついた。
その後は両チームともに激しい攻防を展開したが、試合は動かずにタイムアップ。他会場ではオーストリアがオランダを破って勝ち点6としたため、勝ち点5のフランスは2位でのグループリーグ突破となった。D組2位のフランスは7月2日の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、F組2位と対戦する。
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