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産業能率大MF猪狩祐真がJ2千葉入団内定会見、先輩MF植村洋斗を目標にした高校時代、大学で才能開花「即戦力として」

ゲキサカ / 2024年6月26日 23時9分

サッカー部員と写真におさまるMF猪狩祐真

 産業能率大は26日、25シーズンのジェフユナイテッド千葉への入団が内定したMF猪狩祐真(4年=日大藤沢高)の会見を行った。猪狩は「ストロングポイントは足もとの技術。身長(167cm)は恵まれていないけど、その分技術で負けちゃいけないと思っている。大卒は即戦力としてみられると思うので、数字で証明したい」と希望に胸を膨らませた。

 クラブからは鈴木健仁ゼネラルマネージャーと斉藤和夫スカウトが出席。鈴木GMが「大卒の即戦力のMFが欲しいというところで、たくさんの選手を視察してリストアップする中で、一番手の評価をした」と話せば、斉藤スカウトも「小さいけどパンチ力がある。最低10年は第一線でやってもらいたい」と期待を寄せていた。

 サッカーは兄の影響で始めた。最初は地元のサッカークラブにいたが、小学校3年生の時にFCパーシモンに入団。そして小学校5年生で兄もプレーしていた川崎フロンターレの下部組織に入った。ちなみにFCパーシモンから川崎フロンターレの下部組織に入団するキャリアは、1学年上の日本代表FW久保建英(ソシエダ)と重ねることができる。

「僕はユースに上がれなかった。小5から中3まで、フロンターレでも試合に出られない時期がなかったけど、ちょうどユースのセレクションがある時期に怪我をしてしまった。正直、自分自身も伸び悩みを感じていた時期で、監督にも高校サッカーに行った方がいいと言われた。それで夏の期間で日藤に行くことに決めました」

 しかし進学した日大藤沢高で、今でも憧れる選手と出会うことになる。「高校でボランチをすることになったのですが、1学年上の同じポジションに植村洋斗(磐田)がいた。ずっと出られなかったけど、常に意識しながらプレーを真似たり、盗んだりしました。もともとトップ下やサイドハーフの選手だったので、ボランチをやったことでプレーの幅も広がったと思います」。

 時を経て昨年、早稲田大との対戦で、植村との10番マッチアップが実現した。「高校の時は敵わない存在だったけど、一緒にプレーした中で通用している部分もあるなと思った」。昨年の関東2部で一緒にベストイレブンを受賞したことは最高の思い出。今年大卒ルーキーながら磐田で即戦力として活躍する姿に新たな刺激も貰っている。
23シーズンの2部ベストイレブン(下段左端が猪狩、左から3人目が植村)
 思い返せば、大学ではポイント、ポイントで結果を残してきた選手でもある。トップチームデビュー戦となった3年前のアミノバイタルカップ2回戦の筑波大戦では、延長で勝ち越しゴールを記録。関東リーグ初スタメンとなった22シーズン2部第2節の東京学芸大戦では、初ゴールとなる決勝弾を決めて、レギュラーの座を確保した。

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