川崎Fがマルシーニョ弾で先制も、湘南が田中聡ミドルで追い付きドロー…大島僚太が昨年7月以来の復帰

川崎フロンターレが先制も湘南ベルマーレが追い付いてドロー

[6.26 J1第20節 川崎F 1-1 湘南 U等々力]

　J1リーグは26日、第20節を行い、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでは川崎フロンターレと湘南ベルマーレが対戦し、1-1で引き分けた。

　ここ2戦未勝利(1分け1敗)の川崎Fは22日の第19節新潟戦(△2-2)から先発7人を入れ替え、後半戦初戦を迎えた。一方、ここ4戦未勝利(1分け3敗)の湘南は第19節FC東京戦(●0-1)から先発1人を入れ替え、FW鈴木章斗らがスターティングメンバーに名を連ねた。

　前半16分に波状攻撃を仕掛けたのはホームの川崎Fだった。PA内からFW山田新が放ったシュートはGKソン・ボムグンに阻まれ、こぼれ球に反応したDF佐々木旭の右足のシュートは左ポストを叩く。すぐさまセカンドボールを回収し、PA外からMF脇坂泰斗が枠を捉える強烈な左足のシュートを放つが、ソン・ボムグンに右手1本で弾き出されてしまった。

　0-0のまま後半を迎えると、9分に湘南に決定機。PA内左に走り込んだDF畑大雅のラストパスからゴール前でフリーになった鈴木章斗が左足で狙うも、シュートはコース上にいたDF高井幸大にブロックされてしまった。

　15分にはDFファン・ウェルメスケルケン・際の右足ミドルがクロスバーを叩くなど、なかなかスコアを動かせなかった川崎Fだったが17分に先制に成功する。PA内右で粘ってキープした山田のラストパスをファーサイドでフリーになっていたFWマルシーニョが押し込み、スコアを1-0とした。

　しかし、33分、右サイドからパスを呼び込んだMF田中聡がPA外から左足を一閃。勢いよく飛び出したボールは一直線にネットに突き刺さり、湘南が試合を振り出しに戻した。

　すると、35分に川崎Fベンチが動き、リーグ戦では昨年7月1日の第19節名古屋戦以来の出場となるMF大島僚太をピッチに送り込んだ。背番号10を中心にリズムを生み出した川崎Fだったが勝ち越しゴールは生まれず。1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、勝ち点1を分け合った。
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