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[MOM964]流通経済大DF根本健太(4年)_10クラブからオファー届く大争奪戦「7月中には決めたい」

ゲキサカ / 2024年6月30日 7時25分

流経大のDF根本健太

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.28 アミノ杯順位決定戦 拓殖大2-4流通経済大 AGF]

 前半9分に先制を許した流通経済大だったが、前半のうちに逆転に成功、後半も得点を重ねて4-2で勝利し、6大会ぶりとなる総理大臣杯出場を決めた。

 DF根本健太(4年=東京学館高)が逆転弾を決めた。前半18分にMF光廣健利(3年=広島ユース)のゴールで同点に追いついた流経大は、同23分、右サイドから蹴り出されたCKをファーで根本が頭で合わせて試合をひっくり返した。

 今季より総理大臣杯の出場枠が増えたことで、関東地区の割り当ても10校に増加した。そのため4回戦を勝利してベスト8に残れば出場権を獲得することができていたが、流経大はそこで国士舘大にPK戦の末に敗戦。根本も5人目で蹴ったPKを決めることができなかった。

 中野雄二監督も以前から、根本ら4年生の奮起を求めていた。「監督から一番言われているのは『リーダーシップを取れ』、『お前が中心でやらないとチームはダメだ』ということ。だからまずはチームが勝つことを徹底してやってきました」。8分の2を争った順位決定戦。連勝のノルマを達成して掴んだ自身初の総理大臣杯出場権獲得に安堵の表情をみせた。

 高校までは無名の存在だったが、大学で急成長を遂げた選手だ。下級生のころから名門大の守備の要としてプレーしてきた根本には、現在Jリーグ10クラブからの獲得オファーが届いているという。まずは総理大臣杯出場に集中したいという思いから進路決定を先延ばしにしていたが、「7月中には決めたい」と早期の決着もあるようだ。

「有難いことに声をかけていただいて、キャンプや練習参加も何回もさせてもらった。どこのチームもいいスタッフ、いい選手ばかりで、できれば全クラブに加入したいというくらいの良さだった。それでも一つに絞らないといけない。まずは自分が成長できるところ。最終的にはA代表でプレーして海外に行きたいと思っているので、それに向けて成長できる環境のチームがいいのかなと思っています」

 これまで主に4バックでCBを務めてきたが、最近では3バックの左に入ることが多い。「失点が多かったことが原因ですが、引くわけではないので、しっかりと守りながら、点を取りに行くサッカーをしたい」。3バックの中央に入る大型ルーキーDF塩川桜道(1年=流通経済大柏高)の存在にも、「(塩川は)憧れと言ってくれているけど、お互いにライバルと思ってレベルアップしたい」と大いに刺激を受けている。

 昨年はヘディングだけでハットトリックを記録するなど、リーグ7得点を決めた得点力にも特長を持つ根本だが、今季リーグ戦はわずかに1得点。マークの厳しさを感じているという。それでもアミノバイタルカップでは2得点を決めるなど、“復調”に手ごたえも感じている。「プロになることが終わりじゃないので、そこは勘違いせずに、まずは流経でチームのために戦いたい。その上で自分の決めたチームに絡んでいけたらいいなと思います」。忙しい夏になることは大歓迎だ。

(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集

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