1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

先発復帰から2戦連発。スーパーゴールの栃木U-18MF中村脩人は「もっともっと点数取って」存在感を高める

ゲキサカ / 2024年7月1日 6時7分

前半38分、栃木SC U-18MF中村脩人(3年=FC VALONジュニアユース出身)が同点ゴール

[6.29 プリンスリーグ関東1部第8節 帝京高 5-1 栃木U-18 帝京科学大学千住総合G]

「あれ、スーパー過ぎます」。対戦相手の帝京高(東京)の選手たちも賞賛するスーパーゴールだった。栃木SC U-18(栃木)は0-1の前半38分、左ショートコーナーからMF中村脩人(3年=FC VALONジュニアユース出身)が右足一閃。ファーサイドのネットにミドル弾を突き刺した。

 このシーン、相手DFとの駆け引きからボールを引き出すと、自分へのプレッシャーがなかったことから当初考えていたクロスではなく、シュートを打つ決断。「個人的に、自分が決めるまで、あんまりいい形でゲームには入れてなかったんですけど、あそこの角度とか、ああいう形は結構自分の得意としているゾーンだったんで。思い切って狙って、入ったので良かった」と微笑んだ。

 得点に繋がったCKは、中村のドリブル突破で獲得したモノ。左タッチライン際のドリブルでDFをかわすなど徐々に存在感を増す中でのゴールだった。後半にもミドルシュートを枠へ飛ばすなど攻撃力を発揮。中村は「60分しか出てないんですけど、自分が得意としているドリブルだったりは、要所要所見せられたのかなとは思っています」と頷いた。

 中村は今季、プリンスリーグ開幕戦で先発出場。「開幕戦で凄い決定機外しちゃって、そこからあんまり調子が上がんなかったり。気持ち的な部分が落ちちゃったりしていた」。第2節から先発を外れていたが、交代出場を続けて先発復帰した前節・健大高崎高(群馬)戦で先制点。そして、この日もスーパーゴールを決めた。

 まだまだ自分の結果には満足していない。課題の体力面や守備面を改善し、より長い時間プレーすること。「もっともっと体力つけないと。ゲーム体力つけないと全然やっていけないなと思ったんで、もっと出たいって気持ちはありますけど、そういった部分を強くしていきたい。(守備面も)もっともっと成長していかないとダメだなっていうのは思っています」と語った。

 その中村は栃木県栃木市のFC VALONジュニアユース出身。「(栃木U-18へ)練習参加行った時に、何個か高校の練習参加行ったんですけど、先輩方がぶっち切りでレベルが高いなと思って。去年の1個上の先輩方が凄い強かったんですけど、そういったところでも揉まれて、(監督の)只木(章広)さんの下で厳しいことも言ってもらいながら成長したいなと」。家族と相談し、地元のJクラブアカデミーへ進むことを決断した。

 高校1年時から、課題を指摘されながら成長。その栃木U-18チームでの活動は残り半年となった。「やっぱり(プリンスリーグで)1つでも高い順位上げられるように頑張っていきたいと思っているのと、あとはもっともっと点数取って、自分の存在感っていうのを出していきたいなと思っています」。憧れは同じ左サイドを主戦場とする日本代表MF三笘薫(ブライトン)。活躍し始めたアタッカーはまだまだ貪欲にゴールを目指し、多くの白星に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

●高円宮杯プリンスリーグ2024特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください