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「試合に出られる喜びを噛みしめている」全試合出場の充実、ブラジルでの時間、パリ五輪世代として…福岡MF松岡大起が語る現状

ゲキサカ / 2024年7月1日 10時16分

MF松岡大起

[6.30 J1第21節 FC東京 0-1 福岡 味スタ]

 ここまでリーグ戦全試合で出場を続けている。アビスパ福岡MF松岡大起は「サッカー選手として、試合に出れるという喜びは常に噛みしめている」と現在の心境を語った。

 福岡は敵地でFC東京から白星を奪い、5勝1分で6試合無敗を継続。今節の勝利で8位から6位まで浮上した。松岡はMF前寛之と2ボランチでコンビを組む。「前からしっかりプレスをかけて、自分たちのやってきたことをピッチの中で体現しようと試合に入った」。序盤から攻守のバランスを意識し、拮抗した展開が続いた。

 後半からはより攻勢を強めた。「もう少しボールホルダーに強く行こうと話をした」。耐え忍ぶ時間が続くも「自分たちは少ないチャンスでしっかり決めているチーム」と自信はあった。同世代のMF重見柾斗のゴールで連勝達成。松岡は「6月は負けていない。そういった自信も一人ひとりついている」と胸を張った。

 今シーズンから福岡に加入した。昨年3月に清水エスパルスからグレミオ・ノボリゾンチーノ(ブラジル2部)にレンタル移籍も公式戦出場はなし。清水の公式サイトを通じた移籍のリリースでは「ブラジルでの1年間は悔しくてたまらない経験をしました」と思いを明かしていた。また「今、一番は試合に出ることだとおもいます」とも語り、福岡移籍の理由を伝えていた。

 福岡ではリーグ戦序盤は途中出場が多かったが、J1第4節・FC東京戦でのJ1初ゴールを皮切りに先発に定着する。持ち前のパワフルな守備だけでなく、積極的に敵陣に入り込む姿勢を続け、攻守に貢献してきた。松岡はリーグ前半戦を振り返り、「結果がついてきているので、すごくいい状態でやれている」と笑顔。「もっともっとパワーを出して、ここから続くのでやっていきたい」と後半戦に意欲をのぞかせる。

「悔しくてたまらない経験」と表現したブラジルでの時間について、今は「行ったことに対してはプラスに捉えている」と咀嚼する。「その中でもっともっと(ブラジルで)やってきたことを出すというのは重要なこと。まだまだ自分自身足りない」。現状に満足することなく、それでもプレー時間が増えたことには喜びも垣間見せる。「ピッチの中でどういうことを表現するのか、そういうところの重要性や、シンプルに試合勘だったり、いろんなことですごく試合っていいなと改めて感じている」。充実した時間を堪能しているようだ。

 パリオリンピック出場を目指す大岩剛監督体制の常連だったが、苦しい時期を経て日の丸から遠ざかった。昨年9月に中国・杭州で行われたアジア競技大会で準優勝に貢献したが、それ以降招集はない。7月3日にはパリ五輪メンバー18人が発表される。「自分自身は今やるべきことをしっかりと自チームでやる。そこは……もうそのまま、なるようになるというか、そういう感じだと思います」。言葉を選びながら自身の現状を語った。

 いまはただ、自身のチームで目の前の試合に集中する。「常に上を目指してやっていきたい。もっともっとやるべきことを増やさないといけない。それがチームの力になる。もっと貪欲にしっかりと自分を高めていって、チームのために、勝利のためにやれたらいい」。全力を出せる喜びとともに、再び成長を進めていくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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